月イチで駅前を夜回りして、家出や虐待等で家に居場所がない子ども達に食料や居場所を提供しています。冬の寒い時期は夜回りしても会えないため、事例検討や勉強会をしています。
今回はナーベルプラ座ホームページ - navel-plaza ページ!の伏田さんをお招きし、性に対する勉強会をしました。
伏田先生には3月にロータスでも性教育講座をお願いしており、とてもわかりやすくかつ爽やかにお話してくれました。
僕らは毎月ミーティングをしていますが、
中学2年生で妊娠してしまった子
“大麻グミ”を大量に持ち歩いている子
足を洗ってもまたパパ活に戻ってしまう子等など
日々課題は増えていくばかりです。
特に今はマッチングアプリ(TinderやTapple等)で不特定多数の人と簡単に繋がれて、出会えてしまう。SNSによる性被害やデジタルタトゥー(オンラインに消えないで残ってしまう写真)等の被害が年々増えているそうです。
僕が一番衝撃だったことは
“性被害の加害者の8割が被害者である”という事実です。
もちろん元被害者だからと言って許される行為でありません。しかし元を辿っていくと“あの時されたことを繰り返し再現してしまう”といったトラウマがあったり、単なる性欲処理ではなく支配や優越感といった欲望に基づいて犯罪に手を染めてしまうんです。
だから伏田先生はハチドリが火を消すように、長い時間をかけて性教育を通して少しずつその火種を消す活動を続けているんです。
質問タイムで
「どうしたら性犯罪の加害する連鎖を止められますか?」と聞いた方がいました。
先生は「今はハッキリとした手立てがありません」と正直に仰っていました。ただ少しでも早い段階で子ども達に性教育を伝えていくことで、「おかしい」と気付き自分の身を守れる子を増やすことは出来る。
僕は伏田先生とお会い出来たことで改めて性教育の重要性が身に沁みました。算数や国語はできなくても命を落とすことはないけど、性教育は知らないと命に関わってきます。
予期せぬ妊娠や中絶、また一生心に傷が出来てしまう性被害。
子ども達の未来を左右してしまう分野だからこそ、一にも二にも性教育。今年は本気で取り組んでいきます!!!