月1〜2回虐待等で帰る居場所がなく家出してる少年少女達に食料を配ったり寝る場所を提供する「夜回り活動」をしています。
先月駅前を夜回りした時には既に結構寒くて、あまりフラフラ出歩いている子がいなかったので今回は車で公園やたむろ出来そうなスポットを夜回りすることにしました。
外気温5-7度くらいで“さすがに居ないでしょ…”と思っていましたが、意外にも夜の公園には人が結構いることがわかりました。
カップルやホームレスの方々、ワンちゃんのお散歩…その中にひっそりと混じっているんですね。
どうやらこんな時期にも本当に公園で寝泊まりする子がいるらしいです。
経験者の子たち曰く
「大半この時期は漫画喫茶に入ってバックレる(お金を払わず逃げる)けど、本当に困ってる子は公園で寝る」そうです。
でも流石に漫画喫茶一軒一軒回るわけにもいかないし、地道に公園回っていくしかない。今回も何が出来たかと言えば正直まだ何も出来ていないんだけど。
少しずつ子ども達を取り巻く現状がわかってきただけでも収穫でした。
屋根があるところで寝れるのが当たり前…
布団があるのが当たり前…
僕ら大人が“当たり前”だと思ってることの殆どは当たり前じゃない。
“極寒の公園の方が家に帰るよりマシ”という日常が当たり前な子もいるんです。
一体どれほど家が地獄なんだろうか、
どんな思いをして寒い夜を過ごしてるんだろうか、
大人達が自分達さえ良ければそれで良しと、社会の裏側を日々見過ごしている。僕は夜回りをして、そんな社会の裏側の構造を少しでもみんなに知って欲しい。
みんなの当たり前は当たり前じゃないんだよ。
どこか遠い国の子たちじゃないんだよ。
“この町の子たち”のハナシなんだ。
帰る居場所が無い子たちが居るというこの国の現実から目を背けないでほしい。僕も正直何も出来てないけど、自分事として動くことくらいは出来る。大人1人1人が動けば変わるんだよ。
これからも引き続き試行錯誤しながらやってみます。読んでくれてありがとうございました!