僕は元々二人兄弟。
途中から再婚して4人兄弟になった。
急に家族が増え、嬉しかったのは最初だけ。他人と住むことがこんなにもストレスになることを知りました。
いつも家のどこかで誰かと誰かが喧嘩してる。
そんな我が家で僕は自分に求められる“いい子”を演じてきました。
“こうすれば仲良くなるかな”
“今僕がこう言ったら場が上手く収まるかな”
当時小学生だった僕は下手なりに、懸命に末っ子という役目に徹してきました。(それでもあまり現実は変わりませんでした)
その頃身についた“演じ癖”は、大人になってからも続いてしまいました。
時には会社員として
時には家族を守るお父さんとして
時には良き友人として
僕はずっと自分以外の誰かを、演じ続けてしまっていました。営業マンとしてはそれでそれなりに結果も出せたし、どこでも誰とでも小器用にやってこれた。けどそれは「求められる理想像」と「自分の本心」を履き違えながら生きてきたのかもしれません。
本当の自分は目立ちたがりの陰キャラで
本当の自分は超ズボラな繊細で
本当の自分は孤独が大好きな寂しがり屋で
最近になってずっと蓋してきた本当の自分に気付くことが出来たんです。何故なら周りの仲間が、子ども達が教えてくれたから。
きっとこの子、俺と同じで“いい子”演じちゃってるな‥
きっとこのお母さん、俺と同じで“理想のお母さん”演じちゃってるな‥
すいませんが、ちょっと前の自分を見ているようで全部わかるんです。
だからこそ、長年自分を偽り演じ続けてきたからこそ言いたい
「いい子演じなくていいよ」
そのままで十分素敵だから
ありのままで生きてても、ちゃんと愛されてるから。
大丈夫。
そんな言葉を、今を生きる子ども達に伝えたい。