森林文化アカデミーで開催された「森と自然を活用した保育・幼児教育に関する自治体講演会in中部」に参加してきました。
内容は長野県、鳥取県など自治体が野外保育を推薦している地域での事例発表が中心でした。今日発表していた自治体に共通しているのは役所関係者や知事が野外保育に非常に積極的なことです。とはいっても認証制度の設立前は「なぜ野外の必要があるのか?」「従来の保育で問題ないのでは?」と様々な反発が出たらしいです。
しかし知事の熱いご意見で見事認証制度を設立したようです。
大切なのは
・特別な保育ではなく、目指すゴールは従来の保育と同じ
・必ずしも里山や森などの大自然でなくても「子どもが主体」という保育方針であれば、小さな公園でも可能だということ。
先日の議会で認証制度未加入である愛知県の回答は、「野外保育できる地域は限定的である」といったものだった。
そんなことないんですよ!!
例え神社の庭でも、小さな畑であっても
自然保育は可能なんです。そこをなかなかご理解頂けないのが難しいとこですね。
実際に認証制度が整っている県では
Ⅰ型(本格的に自然保育をやっているところ)
Ⅱ型(週末型の野外保育)など
規模によって助成金を変えているそうです。
僕が素晴らしいと思ったのが
認証制度が特別な一部の団体しか取れない制度ではなく、要件さえちゃんと満たしていれば大小問わずどんな園でも比較的取りやすい制度だということです。
そこに自治体や知事の熱い想いを感じます。
さぁこっからが問題です。
先日申し上げた通り、「他の県はみんな認証制度加入してますよ!!是非愛知県も!」と訴えたところで
「他所はよそ、うちはうち」
とお母さんみたいな事を言われるだけです。
長野県や鳥取県は環境はバッチリです。しかも野外保育が活性化すれば他県から聞きつけた人が移住するため、お互いwin win な関係が築けるんです。
でも愛知県はただ自然保育にお金を投入しても直接的なメリットはありません。生き残るためには正攻法では難しいと思います。
あ、そろそろ保育園のお迎えに行かなきゃ!
もっと聞きたかったですが…
これにてドロン(^^)v