時間も金で買える。
各駅の電車と新幹線だと到着時間が変わるように、自分の時間を他人や物に代わりに動いてもらう事で時間ですら買えてしまう。
信用も買える。
プー太郎で何も仕事のしない男と、大企業に勤めてる男とどちらが人として信頼できるか?その人が稼ぎ出すお金にはその人の〝価値〟が付加される。
じゃあ何が買えないだろう。
それは人の〝縁〟だと俺は思う。
お金がなくても、町に繰り出す。誰かに会って話しかけてみる。気づいたら友達になる。
俺は金じゃ買えないこの〝縁〟が一番自分の人生の財産になると考えている。
俺はどんなにお金があっても偶然バーの前に立っていた女の子に声をかけなければ今の奥さんに出会っていなかっただろう。
どんなにいい学校に通っていたって学年主任の恩師には会うことはできなかっただろう。
やりたい事をただ子供にさせるだけならただの放任主義だ。でも子供も学校という集団に入れることで、このお金で買えない〝縁〟の重要性を肌で感じることができる。いつもつまらない顔して「くだらねぇ」って言ってる奴には縁は訪れない。色んな事に興味を持っていつも全力で立ち向かう奴に縁は近づいてくる。
俺は起業するにあたって沢山のセミナーや人に会ってきた。まだほんの1か月だが初対面の俺の話を真剣になって聞いてくれて、「何かできることがあったらなんでも言って欲しい」と声をかけてくれる。
そんな人達の縁に、今俺は猛烈に感激してる。
サラリーマンの俺からお返しできることなんて限られてるはずなのに、好意で色々な人を繋いでくれる。縁が縁を呼ぶ。
こんなに素敵な連鎖を一歩会社を出るだけで感じることができた。
だから自分の子供や、俺の周りにいる人間にも同じように体験してもらいたい。昔は夢とかやりがいとか語る奴はダサいと思ってたが今は違う。
やりたい事や夢を堂々と語れる奴はどんどん似たような人間が集まり、願いを叶える。
やりがいや夢を馬鹿にする奴にはどんどん似たような人が集まり、つまらない人生を送る。
これが人の縁の本質なんだと思う。
そして俺がもう一つ大事にしていることがある。
それが〝何かを変えるには何かを捨てる〟ということ。
これは次回のお楽しみ