「等価換算の原則」
鋼の錬金術師を読んだ方ならご存知だと思う。
新しい何かを得ようとするならそれ相応の「対価」を払わなければいけない。
という意味。
一番代表的なものはお金。そして時間。
この原則はありとあらゆるものに通じる。金持ちになりたければサラリーマンを辞める。夢を追いかけるなら今までの安定した生活を捨てなければならない。
何も捨てることができない人はいつまで経っても何も得ることはできない。
だから俺はサラリーマンを辞めて、今までの安定した生活を捨てる。それは大きなリスクだと思う。
でもだからこそ俺は夢を叶えて、サラリーマンでは手に出来ない人生を謳歌する。
前回〝人の縁〟について書いたが、これにも等価換算の原則が当てはまる。
例えば誰しも一度は「人から嫌われたくないな」と感じたことがあると思う。しかしそうすると実際に思った事が言えなくなる。思った事と違う自分を演じていると、本来付き合いたくないような人も集まってきてしまう。結果上辺だけの関係が増え、誰からも嫌われないが「好かれもしない」人間が出来上がる。
一方「人から好かれる人」とはどんな人だろう。俺は〝正直であること〟だと考えてる。人が自然に集まる人は人に好かれようと思っていない。ただ愛想が良いだけでなく、悪いところも含めて素直に思った事を本人の目の前で堂々と言えるメンタルを持ってる。
だから自分にとって関わりたくないと思った人は近づかなくなり、考えに共感できる人が集まる。どんどん物事はプラスに働き、人生はより豊かになる。
俺の友達にカリスマ的考え方をしてる奴がいる。いつもそいつは俺の正反対の意見、だけど唯一無二の親友だ。「自分にとってメリットが無い奴とは一切話さない」と豪語し、事実彼は同級生や会社の同期とほとんどつるまない。しかし頭は天才的にキレており、仕事もできるのでどんどん出世してあのプルデンシャル生命に転職して保険の営業マンとして稼いでいる。
俺の理想は恥ずかしながらワンピースのルフィだ。彼は自分でもそんなに強くない事を知ってる、できない事も多いしいつも思いつきの行動ばかりしている。でも人から好かれて仲間がいつも助けてくれる。〝隙〟があることが一番大切だと考えている。
誰もが憧れる完璧超人に俺はなれない。
頭も悪いし、いつも行き当たりバッタリな性格だ。ミスも多いし、よく怒られる。
だから俺の親友のような生き方はやろうと思ってもできない。
でも俺は自分の弱点を知ってる。
周りの人がいつも助けてくれたおかげでここまで来れた。
色んなセミナーや人に会いに行き、正直に自分のやりたいことや夢を話す。今少しずつだか仲間も増えている。そうして新しい事業を起こす。
そのためには今の安定した生活を捨てる勇気がいる。大切な夢を実現するために。
