先に言っておきますが、また友達減りそうな事書きます。僕はブログ書く時には目の前の届けたい1人に向けて、想いを込めて発信しています。万人受けなんてしないことはわかってますが、誰かひとりでも心に響いたら嬉しいです。
さて、今回は
「人の船にタダ乗りすんな」
という話しです。
あくまでこれは僕の実体験なので1つの意見として捉えてもらえたらと思います。
新しいことに挑戦する時、フリースクール等のまだそれが世の中にあまり浸透していない分野だと尚更。立ち上げの時には沢山の方が集まってきます。
「応援してる!」
「何か出来ることがあったら言ってね!」
そうやって沢山の方々が追い風になってくれて、何とかスタートラインに立てる。さぁこれから本腰入れるぞ!と気合を入れて船を漕ぎ出すと必ずこんな意見が出てきます。
「もっとこうした方がいいんじゃない?」
「それだと儲からないじゃん、大丈夫?」
まだ結果も出ていない時に色んな角度からごもっともなご意見を頂くと最初に描いていた方向性がブレそうになります。“いや、確かに一理あるしな…”とその人に言われた一言が頭をぐるぐるとかき乱します。
すると心に2つの選択肢が浮かんできます。
①初志貫徹!最初の想いを貫くんだ!
②柔軟に考えよう!まずはちゃんと生計を立てて、余裕が出来てから自分の想いを実現すればいいじゃないか…
僕は最初、フリースクールだけでは採算が合わないと補助金目当てに学童クラブを併設しました。つまり先ほどの選択肢でいうところの②を選択したんです。今思えば独りで①を貫けるだけの度胸と勇気が無かった。ただそれだけです。どちらが正解かなんて、誰もわかりません。
結果色んな方向から言いたいことを言われ、僕は自分が何のためにサラリーマンという安定を捨てて事業を始めたのかわからなくなりました。自分は参加しない癖に、「こうした方がいいんじゃない?」というだけの外野に踊らされて自分を見失ってしまったんです。
今だからハッキリ言いますよ。
当事者以外の助言なんて殆どが“大きなお世話”です。
「ブログやめなよ、読んでて不愉快に思う人もいるよ」
「フリースクールだけで本当に食べていけるって思ってるの?ちゃんとビジネスやりなよ」って
うっせぇわ、じゃあアンタがやったら?
自分の財布からお金出して、仲間探して、身一つで挑戦してみろよ。人が勇気出して漕ぎ出した船にタダ乗りして、偉そうに船長面して指示出してくるんじゃねーよ。
と、僕は思うわけです。
そしてタダ乗りしてくる人達には以下のいくつか特徴がある。
✔金を出したがらない、高いから安くしろと値引いてくる
✔頼んでもないのにアドバイスしてくる
✔一緒に汗を流さない。たまにイベントの時だけ「元気にやってる?」って先輩面して顔出してくる。等など
ピンと思う人がいたら早いとこ縁を切った方がいい。“きっと自分に足りない要素を補ってくれる存在かもしれない”なんて躊躇してると、どんどんエネルギー持っていかれるからオススメはしません。
もちろん僕の場合は完全に自分が弱かっただけで、結果的に学童クラブは一年で廃業し沢山の方々にご迷惑をおかけしました。その自分の未熟さを棚に上げるつもりは一切ありません。
でもね、でもですよ。
これだけは言わせて欲しい。
僕の漕ぎ出した船にタダ乗りしようとしてきた人達は、自分が事業に失敗して残った借金を肩代わりしてくれるでもなく。船が今にも沈みそうな本当に辛い時に手を差し伸べてくれるような人はいなかったですよ。
本当に数人、数えるくらい。そんなズタボロな僕でも側で支えてくれる人達がいた。
その人達こそ、今の僕の宝物になってます。
そう考えると涙出てくるよ。
僕の船が沈みそうになっても、一緒にボロボロの船を漕ぎ続けてくれた仲間達がいたからこそ、今もこうして生きてられるんです。そんな大切な仲間達のために、僕は自分の残りの人生を使いたい。
だからもう一度言います。
「人の船にタダ乗りすんな」
人のやってることに口出ししている暇があったら、あなたはあなたの人生を真剣に生きて下さい。勝手に乗り込んで、いい事やってる感に浸ってる場合じゃない。自分の船を作って、どうか自分の手で漕ぎ出して下さい。そして自分の船に余裕が出来てから、手伝いに来てくれたら嬉しいです。
俺の周りに過去の自分と決別して、挑戦し始めてる仲間達がいます。どうか彼ら彼女らのような自分の人生の船を漕ぎ出し始めた人達の足を引っ張るような真似はやめてくれ。そんな生き方カッコ悪いから、本当に。
そして今自分の船を漕ぎ出したあなた。
どうかタダ乗りしてくる人達の意見に振り回されず、自分の直感を信じて欲しい。あなたは何も間違ってない。心の声にちゃんと耳を傾け、雑音は消して、目の前にある海に向かって自分の羅針盤を信じて進んで頂きたい。
これまで偉そうに申し上げたのも、全部自分自身の戒めです。僕のような愚かなポンコツ船長だって、まだ大海原で何とか生きている。そう思ってあなたの人生の航海を楽しんで頂けたら嬉しいです(^^)
どうかひとつよろしくお願いします。