「日本の教育を変える」今井真央のブログ

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大地の学校ロータス 森のようちえんサマーブルー 森のようちえん おかざきプレーパークなどの活動日記。2児のパパ。大手製薬企業を脱サラし、日本を変えるために日々突っ走っているヤバい父親のお話

血の繋がりの無い家族を作りたい

僕がロータス立ち上げてからずっと言い続けていること。

 

「血の繋がりの無い家族を作りたい」


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今どんどん核家族化が進んで、離婚する家族が増えて、独りで生活しなきゃいけない人達が続出しています。(あれ、俺じゃん…)

 

僕ら世代って

“人様に迷惑かけるな”

と教わってきたから、「ちょっと醤油切れちゃったから貸して下さいな」なんてお隣さんに借りる文化で育ってない。

 

だから風邪引いて倒れても自己責任で

お金無くて食べるに困っても自己責任。

 

本来人間に必要な頼るとか甘えるといった感情は“依存”って言葉に変えられて、まるで悪いことのように教わってきました。あたかも独りで全部出来ることこそ“自立”していて一人前だと。そう信じ込まされてきました。

 

 

 

でも、本当にそうでしょうか?

 

 

風邪で倒れたら「ごめん、うちの子見ててくれない?」って頼めて

お金無かったら「お願い、なんかご飯分けてくれない?」ってお願いできる人間関係がある方が安心して暮らせると思いせんか?

 

 

もちろんおんぶに抱っこでは本当の依存になってしまいますが、“持ちつ持たれつ”の関係が理想だと僕は考えてます。

 

こないだ助けてくれてありがとう、お礼にこれ貰って♡と余裕が出来たらお返しする。借りた人にお返し出来なくても次困ってる人を助けてあげる。

きっと昔の人はそうやって頼り合うことで、「コミュニティの中で自分は生かされている」という感謝の気持ちで満たされていたのではないでしょうか。

 

 

僕はずっとそんなコミュニティが欲しかった。

だからロータスでは先生/生徒/保護者みたいな垣根を極限まで無くしました。ロータスの時間が終わっても「次の休みは◯◯行こうよ!」みたいな話しを子どももお母さん達も話してる。そこにスタッフも混ざるときもあるし、家庭訪問という名の夕飯食べにお邪魔することなんてしょっちゅうある。

 

 

 

僕が体調崩して寝込んでた日もロータスのお母さんが作ってくれた玄関前におでんが置いてあり、それを涙目になりながら有り難く頂きました。だから僕はお金が無くても、みんなで支え合ったら何とか生きていけるでしょ!っていう安心感がある。

 

 

正直事業拡大や多店舗展開みたいな事業戦略は全く魅力を感じない。この優しさの輪を、僕は何より大切にしたいんです。

   


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ロータスがここまでくるのに沢山支えてもらった

みんなのためにお返しできることはあるかな。

 

 

そう考えてる時の方が数字とにらめっこしているより何倍も幸せを感じるからです。これからもそんな血の繋がりのない家族を、少しずつでいいから濃く深くしていきたいと思います。