はい!ということでロータス畑も4年目を迎え、絶賛野菜作り中でございます。
うちの畑は無肥料、無農薬にこだわった「自然農法」というやり方で野菜作りに励んでおります。
これがまぁ奥が深い…
最初のロータス畑は葛の蔓が半端じゃなく、それを手鎌で地道に狩り続ける毎日…
もう腰と手がパンパン
ようやく草刈り終えて
みんなで畝作って
始めて出来た枝豆には心が震えるほど感動しました。
さつまいもやピーマン等も初年度から大成功!
「思ったより簡単じゃん」なんてタカをくくっていたら翌年からおびただしい数の虫たちの憩いの場に…
大豆なんて殆どカメムシに配給しているだけ。
キャベツはドライブスルーのように蝶々が卵を産み続け、青虫くん達がどんどん立派に育ってる。
“こ…これも自然に対する恩返しだよね、、”
と強がるも、梅雨以降の草刈りの大変さを考えると割りに合わな過ぎる。イチイチ手で摘んで虫を追っ払っても翌日には「おはよ♡今日も頂いてます」って顔してムシャムシャ食べに集まってくる。
隣の大規模農家さんは農薬のおかげで青々とした1つも虫食いの無い作物が立派に仕上がってる。ふと何が正解なのかわからなくなる。実際に大変さを味わったからこそわかった。今なら農家さんが農薬に頼ってしまうのも仕方がないことなんだと思える。
それでも、一度信じたものは信じ続けたい。
そう思って試行錯誤して毎年やり方を変えながら土と野菜と、自然と向き合っていく。だから正解なんてそもそもない。毎日毎月、毎年学び続けることの大切さ。それが自然農から教わったこと。
やり方にこだわるのはいい。
ただ“こうでなくてはならない”と決めつけ、他の選択肢を排除した時には既に思考停止状態になっている。
無農薬、オーガニック
大いに結構。
健康に気を使い、口に入るものをこだわることはとても素晴らしいこと。
ただ、
頭でっかちにならないで欲しい。
一度でいいから自分で野菜や米を作ってみて。
どれだけの手間と時間がかかってるかわかるから。「ここのお野菜高いからね~」とか「農薬使ってるから辞めよ〜」とか、自分の手を汚したことの無い人が消費者という立場だけで判断し、簡単に切り捨てることだけはどうか辞めてくれ。
農家さん達が「じゃあもう辞めます」って全員言ったら、どんなにお金持ってても僕達は飢え死にするんだよ?
排除からは何も生まれない。
反対側の意見を理解し、わかろうとすること。
その上で自分の手を動かし、心で決めたらいい。
僕が野菜作りから学んだことは計り知れない。
子ども達にもちゃんと伝えていきたいと思います。