「日本の教育を変える」今井真央のブログ

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大地の学校ロータス 森のようちえんサマーブルー 森のようちえん おかざきプレーパークなどの活動日記。2児のパパ。大手製薬企業を脱サラし、日本を変えるために日々突っ走っているヤバい父親のお話

“ただ、そうである”【サイハテ旅最終日】

サイハテ最終日


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朝から皆に「真央本当に帰っちゃうの?」って言われて「やめてよー」ってなる。でも出逢いがあれば別れもある。

もうすっかりゲストハウスの古株みたいな顔して、みんなで朝食を作り「頂きまーす🙏」と手を合わせる。最後の朝食までめっちゃ豪華で、みんな持ち寄りで適当に作り、シェアをする。


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「これからの教育ってどうなると思う?」

 

たまたまなのか、運命なのか教育者が大勢ゲストハウスに集合していると朝6時からそんな話題になる。「CHATGPT進化したら殆どの仕事要らないよね」とか「サイハテの子は逆に公立行ってもらいたいわ」みたいな現場ならではの母ちゃん達の悩みもあった。


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森のようちえんやフリースクールは繊細な子や特性強めな子にとって大切な育ちの場所だ。一方エコヴィレッジで育った子は全員特異な環境(常にやりたいことに没頭できる環境がある)に慣れ過ぎてて、もはや非日常が日常になっている。

 

学校行くべきみたいな単純な話じゃなくて、みんな結局「コインの裏も表も両方見て決めて欲しい」という親心だ。それは子どもが多い、定住型エコヴィレッジならではの課題なのかもしれない。なんてあーでもないこーでもない語って、気付いたらお昼ご飯の時間になってた。

 

 

サイハテの母ちゃん達の飯を散々ご馳走になってきたが、皆超絶美味しい。食材や調味料にこだわってるし、味付けも優しいからいくらでも食べれる。ウマウマ言ってご馳走になりまくってると「いつも何か食べてよね笑」って笑われる。だってしょうがないじゃん、うまいんだし。


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あっと言う間に帰りの時間。

同じ真央の名前を持つ旅人と出遭ったり

俺と全く同じ不思議な体験をしたお母さんや

俺と生い立ちや人生の課題が全く同じおじちゃん

同じ教育の分野で、矛盾に気付いちゃった人達

 

俺と境遇や経験が同じ人達ばかりで

みんな間違いなく「はじめまして」のはずが「ようやく会えたね」って感じの不思議な出逢いばかりだった。(そして皆も俺に対して同じような事言ってくる)

 

駅まで送ってくれて「どうせまた会うけど、一旦じゃあね!」って熱いハグしてお別れ。また会えるって確信があるからそこに寂しさはもう無かった。


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サイハテで学んだこと。

人も物も金も、消費するのが当たり前になり過ぎてしまった現代社会だからこそ、敢えてその逆を生きることに意味がある。大人が挑戦して、ひたすらに没頭する背中を子ども達に見せ、その文化を伝えていく。

 

朝から炎天下の中ずっと畑作業しているお母さんに「疲れないんですか?」って聞くと

 

私にはこのサイハテをもっとこうしたい!っていうビジョンが明確に見えてる。それを見たいからやってるだけ。だから全然疲れないし、むしろ楽しい」



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そう目を輝かせながら語る横顔が忘れられない。

村作りのプロセスとか、マネタイズの仕組みとか

そんなちっぽけなことに拘っていた自分に気付かされる。

 

人間の本質ってこの人達のような「興味と探究心」なのかもしれない。

 

もっと○○したい!

こうなったら楽しそう!

その探究心に叶うものなんてなくて

 

そのワクワク感の前では「結果どうだったか?」なんて問いはあまり関係なくて。

 

“ただそうである”という今だけが残る。

 

村人達と語りまくったおかげで改めてそのことに気付かされた。本当にみんなありがとう。

絶対忘れないし、どうせまた会うから


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またね!にしとくね(^^)

 

愛してるよーー!!!!!♡