「日本の教育を変える」今井真央のブログ

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大地の学校ロータス 森のようちえんサマーブルー 森のようちえん おかざきプレーパークなどの活動日記。2児のパパ。大手製薬企業を脱サラし、日本を変えるために日々突っ走っているヤバい父親のお話

いろんな視点で森を歩く

岐阜2連チャン!そろそろ交通費で嫁さんに怒られないか心配になる今日この頃です💦笑

 

講師は森のなりわい研究所の伊藤栄一さん

今日のテーマは「いろんな視点で森を歩く


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とにかく先生のお話が面白過ぎて写真撮るのすっかり忘れてました!笑

 

野鳥

草木

地層

木の実

等々

本当に書ききれないくらい様々な自然環境に関する視点を教えて下さいました。

 

その中でも個人的にとても勉強になったのが“原生林と人工林”です。皆さんは人工林と聞いて何をイメージしますか?

 


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・人間の都合で儲かる針葉樹ばかり植えている悪い森。

・人工林のせいで生態系が崩れ、災害などで地滑りが起きている。

・景観も崩してるし、なんか見てて寂しくなる

そんな感じではないでしょうか…

 

僕はアホなので単純に

原生林=正  人工林=悪

とあまり知識ないくせに決めつけていました。

しかし今回の研修で人工林も人が生きていくうえで非常に大切な存在であることを学びました。

 

先生曰く、今日本で1年間のうちに必要な木材は7000万ヘクタールらしいです。そのうち日本産は3000万ヘクタールしか使われていません。なのに国産の木が取れる量(伐採しても問題ない量)は年間8000万ヘクタール。

つまり本来は国産の木だけで賄えるそうです。(価格の面を抜けば)

 

先進国で日本は唯一自国の木を過剰に消費することなく蓄えることが出来ているそうです。

 

 

 

これは遠い未来の話じゃなく、世界的に非常に重要なことです。日本以外の先進国・発展途上国が自国の木を切りまくり「ヤバい💦足りないよ!助けて~」ってなったときに日本の蓄えていた人工林が大活躍する日が来るかもしれません。

 

 

このように森を1点だけで捉えては駄目で、色んな角度から見る必要があります。子どもにも同じことが言えると思います。

自分の子が劣っていると思っていた点が、見方を変えれば社会にとって、とても必要な要素かもしれない。

 

森も子どもも、僕達大人は常にあらゆる視点から物事を捉え、固定概念に縛られてはいけない。今日はそんな大切なことを教わりました。

 

 

現場に立つこともとても大切ですが、こうして時間をかけて勉強することもやっぱりめちゃくちゃ大事ですね。少しずつですが、これからの子ども達に伝えれていけたらと思います。