皆さまもご存知の通り、来年には保育園が無償化されます。そして以前ブログでも書きましたが愛知県の答えは自然保育の認証制度加入に対して「今回は見送り」という結果を出しました。
このままいけば、さぁ大変です。
「森のようちえんの素晴らしさはわかっちゃいるけど…」と経済的に認可保育園を選ばざるを得ない親達は少なくはないはずです。それだけで毎月の家計の負担は大きく変わってきます。
「いや、それでも我が家は森だよ!」
と言って下さるご家族も、もちろんいるはずです。
しかしそのような少数のご家族だけでは子ども達の未来がありません。僕の掲げる「教育の選択肢を増やす」という願いはいつまで経っても叶いません。
僕は無い頭を振り絞って、本気で考えました。
忘れてはいけないのが浅井さんの「相手の立場になって考える」というお言葉。そして小倉さんの「それは子ども達のためになっているか」という視点です。
前も言いましたが愛知県は名だたる大企業に支えられた産業都市です。だから他の3県に比べて自然保育にそれほど力を入れる必要がありません。
じゃあ愛知県にとって何がメリットか?
それは大企業がさらに勢力を増し、県や自治体にお金を落としてくれる事です。いやらしい話ですが、それが全てだと思います。
なぜなら企業が潤えば、雇用が増え、経済が安定するからです。そうすれば県や自治体も安泰です。
そこに森のようちえんや自然保育団体がどうアプローチをかけるか?そこが鍵です。
僕はこう考えました。
早い話、企業にスポンサーについてもらえばいいんです。スポンサー料で各森のようちえんは経営も安定します。森のようちえんのスポンサーになる事で企業にとってはイメージアップに繋がります。スポンサーにとって「子ども、保育、自然、自主性」などなどイメージアップに繋がるキーワードは盛り沢山です。難易度は高いですが、ちゃんと企業にとってのメリットをプレゼンできれば県や自治体を説得するより話は早そうです。
僕はこのアイデアを先日の地域創生中部から思いつきました。プロバスケチームを作りたいと思ったある男性は数々の企業に営業をかけ、なんと2000万ものお金を集めました。県や自治体からそれだけのお金を集めるのは不可能です。しかしお金が余っている企業であれば、可能性はグンと上がります。
森のようちえんのスポンサーに企業が付いたとなれば県は黙っていません。ようやく話ができる、同じ土俵に立つことができます。県や自治体を落とすのはそこからです。
しかしこの作戦には大きな問題が二つあります。
一つは企業がスポンサーにつくことによって知名度が上がり森のようちえんの需要が増え、供給が追いつかなくなる可能性があります。また企業が融資しているので、活動や方針に口を挟んでくる可能性も大いに考えられます。
そして二つ目は、スポンサー料を貰うことができ、供給不足を知った業者が安易に森のようちえんを増やしてしまう危険性です。もしそうなれば長年先人達が苦労して築いてきた素晴らしい理念や活動が水の泡です。それだけは絶対に避けなければいけません。
いずれにせよ、この作戦を実現するにはかなりの準備が必要です。ボタンを押すタイミングを間違えてはいけません。
僕は森のようちえんを知って「これは一部の市民活動団体で留まるべきではない!もっと沢山の人に知ってもらいたい」と強く思いました。赤字ギリギリやボランティアではなく、事業としてしっかりと経営を安定させ、これからもずっと続けていくべき素晴らしい活動だと思いました。だから安定した大企業を辞めてまで、本気で取り組みたいと思ったんです。
しかし今はまだ駆け出しの新米です。
もし他にもいいアイデアがあれば是非教えて頂きたいと思います。一緒にこの活動を続けてくれる人、そして応援して下さる人がいればいつでもご連絡下さい!
未来の子ども達のために僕達が今できることをやりませんか?
お待ちしてます\(^-^)/
サマーブルー代表
moriyou.summerblue@gmail.com