職人、スペシャリスト
なんだか響きはカッコいいですよね。
今の40〜50代の方は「専門職」という響きに一度は憧れたんじゃないでしょうか。
でも、これからはこの〝手に職〟がある人ほど食べていけなくなる時代が来ます。
何故か?
その仕事が無くなれば需要が無くなるからです。そして前にもお話したAIの参入でいつどんな仕事が無くなるか、誰にも予想がつかない時代がもう来てるんです。「本当かよ?」って思いますよね。
じゃあ何故今、こぞって大企業が「副業OK」にしてると思いますか?
何故こんなにもつみたてNISAやiDeCoが人気なんだと思いますか?
それは大企業自体がもう「うちの収入だけじゃやっていけなくなるから副業でも投資でもして自分でなんとかして!」と言ってるからなんです。退職金?年金?そんなもの払えるかわからないからつみたてNISAやiDeCoがこんなにも流行っているんです。
「俺には誰にも負けないこの技術がある!」が一番危険なんです。残念ながら誰にも負けなくなるまでにその技術に時間を費やし過ぎたんです。逆を言えばあなたにはその技術しか残ってない。ひと昔前なら勝ち組と言われていた弁護士ですら今では年収70万代の時代です。
弁護士は司法試験だけ受かったら終わりじゃないんです。経営も営業も広告も全部できなきゃダメなんです。今はお笑い芸人ですら本を出したり、映画を作ったりする時代です。
これを「パラレルキャリア」といいます。
ひとつの事に集中してやってスペシャリストになっても10年も経てばそこにはもっと才能がある人間がウヨウヨ出てきます。もしかしたら若手だけでなくそこにはAIがいるかもしれません。
でもたとえ弁護士がダメでも、営業のスキルや広告スキルがあれば他になんでもできます。職業は一つじゃなくてもいいんです。
仕事だけじゃなくボランティアでもいいし、自分がやりたい事をとことんやればそれが仕事に活きてくるんです。全く役に立たない経験なんてゼロに等しい。どんな事でもそれが本当にやりたいことなら必ずいつか役に立つ日が来ます!断言します。
僕はアメフトもスポーツジムのインストラクターもMRも才能ありませんでした。
でも1位になれなくても人に自慢できる程度の成績は残せました。それは僕が後先考えずにまず「行動してみる」性格だったからです。みんなアレコレ考えてもそんなに失うモノなんてないんです。あなたがいなくなっても社会は全然回ります。
だからこそ自由なんです。
何やったっていいんです。
子供も同じ。親の言うことなんて聞かなくても死ぬ訳じゃない。自分がやりたい事を悔いが残らないくらいやる!そして駄目ならまた別の事にトライしてみる!!
僕はそれを28歳で気付きました。
だから学校で子供のうちからこの考えをもってもらいたいんです。
自分の子がキラキラした顔でやりたい事に没頭している姿を想像して下さい。あなたもきっと今までの考え方から変われるはずです。
ほらね?ワクワクしてくるでしょ