最初は個人事業主で始める覚悟だった。
理由は1人でも気軽に始められるし、利益の出ないうちは給与所得控除が使えて赤字分を税金で取り戻せるからだ。
しかしある尊敬する方からこんな言葉を言われた。
「ずっと副業でやるつもりなの?本気なら法人化して覚悟を決めたほうがいい。税金は後からどうにでもなる」と
俺はハッとした。
心の何処かでまだサラリーマンの感覚が抜けてなかった。自分で〝何も捨てられない人は何も得ることができない〟と言いながらまだ何かを守っていたのだ。
すぐ家に帰って税理士に電話して一般社団法人の設立と、事業計画書のチェックを依頼した。
そして事業計画書を作り始めた。
自慢じゃないが、数学は156人いた学年で下から2番目だ。無い頭で何度も何度も考えた。
どうすれば森のようちえんで食べていけるのか?
生まれて初めて数学をもっと勉強しとけば良かったと後悔した。足りない頭は税理士と相談しながら少しずつ作っている。最短で来年の4月開業する。それまでに何としてもこれを納得のいく形に仕上げなくてはならない。
なぜ俺が森のようちえんを仕事としてやりたいのか?
それは森のようちえんを素晴らしい活動だと気づき、ボランティアでは勿体ないと思ったからだ。
お金を稼ぐというとあまり良いイメージが湧かないかもしれない。特に教育という分野では尚更だ。
でも俺はこれから子供達に「やりたい事を好きなだけやっていい学校」を作ろうとしている。そんな人間がやりたくもない仕事をしないと生活出来ない状態ではいけない。自信を持ってやりたい事に没頭して欲しい、俺は子供達に自分の背中を見せることで学んでもらいたいからだ。
もう一つ。
ボランティアでは長く続けることは出来ないからだ。
いくら活動内容が素晴らしくても赤字経営では長くはもたないし、広がりもしない。今の森のようちえん設立者の多くはお母さん達だ。だから俺は父親の立場として森のようちえんでしっかり利益が出る仕組みを作っていかなければならない。経営が上手くいけば「あんなバカな人でもできるなら俺も!」と手を挙げてくれる他のお父さんが出てくるかもしれない。
やりたくない事をしなけれは生活できない時代は少しずつ変わっている。ユーチューバーなんていう職業があるくらいだ。
俺はそのために真剣に事業計画書を作っている。岡崎を変えるのが夢じゃない。
日本の教育を変えてやる。
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