近所の公園からは遊具が次々と無くなっていく
ターザンロープ、箱ブランコ、グルグル回るやつ‥ちょっと危ないけど面白いやつから順番に消えていく。
「怪我をするから」
親のその一言で、あっという間に業者がきて片付けてしまう。そこに子ども達の想い出が沢山詰まっててもお構いなし。
森のようちえん仲間とも同じことを話していた。安全管理という名目で、どんどん子ども達の遊び場が搾取されていく。こうして危機管理能力が育ってない大人と、ゲームやyoutubeしか楽しさを見出せない子どもが増えていく。
本当にこのままでいいのだろうか?
子育てや教育には“変わり続けるもの”と“変わってはいけないもの”がある。ターザンロープや秘密基地、火遊び、大人が危険でハラハラして奪いたくなる遊びこそ、絶対取り上げてはいけないものだと僕は考えている。
「危ないから楽しいんじゃん」
子ども達の方がよっぽど本質をわかっている。
“怪我や失敗はいけないもの”
そう勘違いしている大人があまりにも多すぎて、子ども達を安心安全の柵に閉じ込めようとしてしまう。本当ならどれだけ失敗や怪我を小さいうちに経験させてあげれるかが大切なはずなのに。
英語やプログラミング、アクティブラーニングなんか時代と共に変わっていくもの。
でも子ども達にとって一番必要な“遊び”は、何があっても残さなくてはいけないもの。
数字や成績ではわからない。
目に見えないからこそ本質で、守らなければいけないものなのだから。