2019年の29歳の時に起業した。
あの頃の僕はただただ必死で、自分のアイデアをカタチにすることに全力を注いでいた。
フェーズ①
夢に向かって一歩踏み出し、現実にする
頭の中のイメージを言葉にして、仲間を集めて動き出し現実を創造していく。ゼロからイチを生み出す作業は大変さもあるけど希望に満ち溢れていた。お金の問題、人の問題、次々出てくる課題を乗り越えていきメンタル面が鍛えられた時期だった。
フェーズ②
ふわふわした夢をより固く、強固にする
始めるのは簡単、勇気さえあれば誰だって出来るから。でも続けるのが本当に大変。お金の面では赤字→黒字にしないと倒産してしまう。僕はそろばん弾くのが大の苦手だからたった一年で廃業してしまった。
そしてNPOに拾ってもらうことで何とか生きながらえ、事業を少しずつ成長させていく。
知らないから“知っている”を増やしていく時期。
生徒も増え、ロータスのブランドを確立させていった時期。自分が大切にしているものを知ってもらい、より頭の中のイメージを固めていくことを重視した。ロータスのファンが増え、お金の面もようやく軌道に乗り始め、個人事業主として再スタートをすることが出来るようになった。
フェーズ③
より多くの人に知ってもらい、夢を拡大させていく。
僕がクラウドファンディングに挑戦しようと思った理由はこのフェーズに来たからだ。“知ってる人は知っている”という段階から、今まで知らなかった人にも僕の考えや想いを届ける必要が出てくる。だから言葉のチョイスや表現の仕方が今まで通りだと
「ごめん、ちょっと何言ってるかわかんない」
とサンドイッチマンの相方みたいなこと言われる。
知っているから“している”にする。
つまり、当事者意識をどう持ってもらうか。
「あぁロータスの今井くんね、なんか頑張ってるらしいね」
から
「彼の夢に一口乗った!今度一緒にイベントやるんだよね」
と関わってもらえるようにする。それには今まであまりアプローチかけてこなかった人達にも声をかける必要がある。
これは今までのフェーズより更に難易度が上がる。だから僕は自伝出版をきっかけに沢山の人の力を借りることにした。今まで「応援してるよ!」って言ってくれた人が、クラウドファンディングを始めてから「寄付したよ!」に変わった。皆んながロータスを知っているから“している”に変わった瞬間だった。
より多くの人にアプローチしなきゃいけないから、そりぁ半端じゃなくシンドイ💦
「これじゃ趣旨がわからんわ」
「もっと関係性大切にしろよ」
有難いお言葉も沢山頂戴した。
今までのフェーズなら「わかる人だけわかればいい」で終わらせていたご意見に、一つ一つ真摯に向き合う。これは僕の成長のためにわざわざ言ってくれた助言だから。
本はフェーズ③の起爆剤。
「子ども達のために私も何かやりたい!」
本をきっかけに今までギャラリーだった人をプレーヤーに変える。僕の夢はまた規模を大きくして爆発していく。最終的に日本の教育を変えるまで、歩みは止めない。
やってやる。