岡崎では以前から児童センターに預けている保護者から現状を聞いていました。
・狭い場所に机がギッチリ。子ども達は放課後もずっと勉強してる。運動時間はたったの30分。
・常に指導員が子ども達に注意してる。スタッフの数が足りてない。
・読書の時間に図鑑を読んでた子どもが指導員に「これは本じゃないだろ!!」と怒られて行けなくなった…等々。
もちろん学区によって違うと思いますが、全て事実です。
西尾のセンターで一時期働いていた方にもお伺いしましたが、同じような状態らしいです。
・必ず見本通りに作らないと怒られる工作に子ども達が「嫌だ!やりたくない」の嵐。
・全員が黙って勉強しないといけない時間があり、「嫌だ!」という子に対し「とりあえず勉強しなても座ろ?」と声をかけると常勤指導員に「勉強しないなんて言い方しないで下さい!規則ですから!!」と怒鳴られた…等々
まぁハッキリ言って刑務所ですわ。
「事故があればもうアウト」学童保育の基準緩和で現場に不安の声〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
僕はスタッフの方が必ずしも悪いとはどうしても思えない。「20人の子どもの数に対し、指導員1人」という基準では、恐らくケンカの仲裁で1日終わる。しかも保育の方針は学区によってバラバラ。緩いところもあれば、先ほどの話のような刑務所みたいになるのも無理はありません。
補助金があると言っても、常勤スタッフ2人分くらいなので、何も考えずスタッフを増やし過ぎると経営側は大赤字になります。(そうでなくても収益はギリギリなのに…)
金無い、人居ない、子どもは増える。
だからみんな余裕が無くなるんです。
だから僕達はまず確固たる保育理念を掲げました。
「あなたのままのあなたでいい」
つまりここでは“子どもが真ん中”にあるということです。色なんて何色使ったって構わないし、どんなカタチの工作したって全然問題ない。きっかけは作るかもしれないけど、絶対強要はしません。
そこを腹の底まで理解し、共感してくれている人としか働きたくない。どんなに優秀な人でも「大人主体」だったら断ります。
他所は知らんけど、ウチはこうです。
例え子どもが1人しかいなくて、経営がピンチになっても、この理念だけは絶対に変えません。