この言葉は森林文化アカデミーの講師、ナバさんの言葉です。
僕が前々から一番楽しみにしていた「ロープワーク」
それは想像以上にファンタスティックで、自由で、可能性に満ちたツールでした。そのほんの一部をご紹介します。
一言に「ロープ」といっても大まかに種類があります。
・伸び縮みする「ダイナミックロープ」
・軸に芯が入っており、伸び縮みが限りなく少ない「スタティックロープ」
スタティックは人命救助に使われるほど、丈夫なんですが、高価らしいです。子ども達の遊具にするならダイナミックロープでも問題ないそうです。
太さや長さによっても用途は違いますが、ブランコなどの遊具を作るのに一番適しているのが「太さ10mm×10m」のタイプらしいです。(子どもが遊ぶのは3mくらいが最適らしい)
次に結び方です。
まずは基本中の基本でありながら非常に便利な「エイトノット」
ロッククライミングでも使われる結びで頑丈なうえに、ほどけやすい。しかも簡単という3拍子揃った結び方です。
お次は木の結び始めにとっても簡単な「ティンバーヒッチ」別名ねじり結び。その名の通り、ロープを回してねじるだけ。だけど摩擦で引っ張れば引っ張るほど強固になる、という特性をもった頼りになるやつです。
そして結び終わりは「ツーハーフヒッチ」
これも片方を軸にして、上から下へドボンと2回通すだけ。簡単極まりないのに、強くほどけやすい。
大まかにこの3つくらい覚えれば、素人でも自由自在に遊具が作れちゃいました。
↑4人乗りのブランコ。これ想像以上に楽しくて感動しました。
ロープ一本あれば、蛇にもなるし、お花も作れるし、遊具も作れてみんなが楽める。ナバさんの言う通り、本当に魔法の道具でした。
でもこれもあくまでも“きっかけ”。
大人が真剣に何か作ってるのを子ども達が見て「僕も作ってみたい!あれもあったら面白そう!!✨」となるのが本当のねらいです。
ツールはあくまでもツールで、それを使う人によっても全然違ってくると思います。
ただ一方的に遊びを提供するのではなく、子ども達と一緒になって考え、楽しむ。
僕はいくつになっても、どんなに沢山スキルを身に付けても、その信念だけは忘れずにいようと思います。