高齢者は手厚い補助があります。
そして障害者にも補助金があります。
現にサービス付き高齢者住宅や放課後デイサービスは本当に沢山増えてます。もちろん社会的にもニーズがあるし、必要な仕事です。
しかしそうでない、ごく普通の「子ども」にもっとフォーカスを当てて欲しい。
今日はそんな話。
岡崎市内には47学区あります。その中で市営の児童センターは32しかありません。岡崎市が平成30年度に学童が必要だと見込んだ児童数は「2300人」、しかし実際は「2800人」
大幅にキャパオーバーしてます。
僕はまだ実際に見たことないんですが、狭いスペースに50~60人がギュウギュウに詰められているらしいです。一番動きたい、好奇心むき出しの小学生が、学校終わってからも長い間箱詰めにされているのが現状です。
だから学童行きたくない!と言う子どもも少なくないそうです。そりぁそうだよね💦
じゃあ民間が学童もっと増やせばいいんじゃね?とおもいますよね。
でも民間が学童を設立しようとしても、補助金はありません。特に岡崎市の場合、初期設備費も出ないし、運営費も2年目からしか出ない。しかも補助金を貰うには厳しすぎるハードルがあるため正直言って儲からない。だから大手が参入できないし、しない。だから今のキャパオーバー状態があるんです。
これ、結構切実な問題じゃないですか?
不登校はもっと大変ですが、その予備軍は実は沢山いるんです。
働いているお母さんからしても、子どもを鍵っ子にするのも物騒だし、月数千円払ってでも学童に入ってもらいたい。でも子どもは嫌がるから行かせる場所がない。民間もありますが、補助金がないため月2万~4万と高額です。お金が無い家庭には選択肢にすら挙がらないでしょう。
そこで、僕らは市としては今後どうしていくのか、実際に聞いてきました。
役所の方が言うには「そもそも岡崎の場合、学童に関して民間が先で行政が後に参入しました。そのためこれからは行政が積極的に増やしていく」という方針らしいです。
当たり前ですが、行政が求めているのは質より量です。待機児童数に対してキャパを満たす“箱”があるかどうか…
市役所が何年後かに全学区に設立できたら、待機児童は確かにゼロになるかもしれません。しかし問題の“箱詰め学童”状態は依然変わりません。
この問題を僕らが今後どう切り込んでいくか。保育所より緊急性の高いニーズがまだまだ眠っているかもしれません。
さすが岡崎、やりがいあるなぁ✨笑