「日本の教育を変える」今井真央のブログ

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大地の学校ロータス 森のようちえんサマーブルー 森のようちえん おかざきプレーパークなどの活動日記。2児のパパ。大手製薬企業を脱サラし、日本を変えるために日々突っ走っているヤバい父親のお話

NPO法人ファザーリング・ジャパンさんと座談会してきました!

フリースクール、森のようちえん、そしてプレーパークをしている今井です。

 

有難いことに岡崎市役所の子ども育成課の方からお声かけて頂き、NPO 法人ファザーリングジャパンさんとの座談会に参加してきました。

NPO法人ファザーリング・ジャパン丨笑っている父親になろう
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今回の座談会テーマは「パパの育児について」

まずは父親目線での子育て状況について話し合いをしました。

 

当日の資料はこちら↓

https://docs.google.com/document/d/1L5R0xqx841K2sRj1yvXcILY8pXIEVcsW/edit?usp=sharing&ouid=100017791485537257464&rtpof=true&sd=true

分かりやすい指標だと「育休取得」

お母さん業界新聞のアンケート調査でも93%のパパが育休取得に賛成なのに、実際の取得率は10%弱です。法改正もされていますが、このギャップをいかに埋めるかが今後の課題にもなっています。

 

お母さん方からのご意見では

・やっている人は十分やっている。やらない人はずっとやらない。→二極化している

「俺は家事やっている」の実態は風呂掃除とゴミ出しくらい。父親だけで集まって話しても本当の課題解決にはならない。

等々痛快なご意見を頂きました。

 

他にも「子ども見てて!」と言ったのに本当に見てるだけで何もしない。オムツすら代えられない状況を見て「これは自分でやった方が早いな…」と諦めムードになっている。なんてリアルなお話もありました。

 

男目線だと、どうしても育休取得率等の目に見えた成果にこだわってしまいますが、実際は目に見えないことの方が重要な気がします。

 

若い人には少ないかもしれませんが、40代以上のパパさん達には未だに「外で稼いでいるからそれでよし」という価値観があるのは事実です。

 

ただ働きながら一生懸命子育てしているお父さん達もいます。

・「正直子どもと2人きりにされてもどうしたらいいかわからない。言い方は悪いけど家事や仕事に逃げてしまった方が楽

・「育休復帰してからまたワンオペに戻ってしまった…。土日に取り戻す感じになっている」

・「結局“ママ、ママ!”になってしまって寝かしつけさえも出来ない…」

というパパ達の悲痛な叫びも聞こえてきます。

 

 

父親だけの目線で育児を語ってはいけないし

 

お母さん達にも理解してもらう必要もあります。

 

この課題をどう解決していくか?

皆さまのお力を貸して下さい\(^^)/

【※ガチ泣き注意】「お母さんはそのままでいいよ」

どうもご無沙汰しております、今井です。

今回のお話は親御さんに許可をもらって書かせて頂きました。僕の中では感動して寝れなかったほどの体験でした。全部は難しいですが、その一部を共有させて頂きたいと思います。

 

ある小学2年生のお話。

彼は週1で公立小学校、残りの4日間をロータスで過ごしています。本人の希望もあり、4月の学校復帰に向け少しずつ公立小学校に通う割合を増やそうとしているようですが、お母さんがその事について「(学校復帰が)本当にうちの子のためなのか?」と悩み、ご相談を頂きました。

 

お母さん以外の大人は「もちろん学校行けるなら通える日にち増やした方がいいでしょ!」という意見らしく、揺れ動くお母さん。我が子のロータスでの凄まじい成長ぶりを間近で感じている分、悩む気持ちも理解できます。

 

「そもそも行く行かないとか、(通う日にちを)増やす増やさないは本人が決めることじゃないですか?」
 

僕はそうお伝えさせて頂きました。

当事者を抜きに、「戻すか戻さないか?」という議論を勝手にするのはおかしいと感じたからです。(もっと言うと公立小学校が“戻る”という表現なのも違和感がありますが、今は置いておきます)

 

早速本人を呼んで聞いてみることにしました。

 

僕「ぶっちゃけ本当に学校行きたいの?」

 

「友達は好きなんだけさ…本当は学校嫌なんだ」
 

と本音が出てきました。

これにはお母さんもビックリ!

実際最初は友達と逢うために学校に行きたい気持ちはあったんだと思います。しかし行くにつれ、一斉授業や座学中心の勉強スタイルに嫌気がさしていたそうです。

 

ただ本人の思いとは裏腹に、学校側もご家族も「もう行ける(来れる)よな!?」みたいなモードになってしまっており、言い出し辛い日々が続いていたんだと思います。

 

 

 

子どもの本心に気付いてあげられなかったお母さんは「ごめんね…」とうつむきながら素直に謝りました。

 

 

そしたら何故か彼に“あ、これは色々言っちゃっていいタイミングだな”と変なスイッチが入ってしまい

「だいたいお母さんは僕が約束破ると怒るくせに自分は平気で約束破るんだよね!しかもそれを言うと怒ってくるし!!💢こないだだってさ!!…」とダムが決壊したようにあることないこと色んな不平不満が出てきました。

 

そこまで言わんでも…(^o^;)

と反省しまくるお母さんに同情してしまうくらい鬱憤が爆発していました。僕は切り換えるためにも

 

「じゃあさ、お母さんにどう変わって欲しいの??」と聞くと

 

 

 

「う~ん」

と少しだけ考え

 

「…別にないかな!!」
とハニカミながら彼は言いました。

 



子どもは大人の都合で振り回され色々なストレスを抱えながらも、それでも親を愛しているんです。

その小さな身体に、

どれだけ大きな器と深い懐が詰まっているのかと、

 

彼を心から尊敬しました。

 

 

お母さんはその子の愛情に、溢れてくる涙を抑えられませんでした。

 

その子はお母さんの頭をヨシヨシしながら

「お母さん。それでも大好きなんだよ」

とニコニコ顔で優しく伝えました。

 

 

もう目の前で見ている僕も涙腺崩壊しそうになるわけです。その気持ちをグッと堪えて、

「二人とも、お話できて良かったね(^_^)」

と言うのがやっとでした。

 

親だって人間です。

間違えることや、酷いことを言ってしまうことだってあります。

 

どんなにやらかしてしまっても、子どもに対して真摯に反省し心から謝ることができる親なら

 

子どもは全部許してくれます。

そして愛情で返してくれるんです。

 

僕はそうして深まる親子の絆に、感動を抑えられませんでした。同じように「自分の判断は正しいんだろうか…」と悩む親御さんにお伝えしたく、今回ブログに書かせて頂きました。

 

少しでもお力になれたら嬉しいです。

そして素晴らしいものを見せて頂き、本当にありがとうございました。これからも側で見届けさせて下さい(^_^)


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※中止です※1/23(日)プレーパークやりまーす!【おかざきプレーパーク】

※まん防発令に伴い、公園が使えなくなってしまいましたので今回は中止になりました。

 

皆様明けましておめでとうございます!

去年は緊急事態宣言で公園が利用できなかったため、プレーパークが開催できませんでした。

 

ようやく今年は公園が使えるようになり、再開できそうです。

まず新年一発目として

1/23(日)10:00~15:00まで大門水郷公園にてプレーパークをやります!!

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プレパメンバーと相談して今後は奇数月(1.3.5.7.9.11月)の第4日曜日に開催しようと考えております。

また日程や場所を変更する場合もありますのでご了承下さい。

 

今年も沢山遊びましょう\(^^)/

よろしくお願いします!!

いい大人がこれだけ号泣できる仕事ってあるかね

あー、ちょっと本当に嬉しいことがありました。この感動を記録したくてブログを書かせて頂いてます。

 

まだロータスを作ったばかりの頃、来る日も来る日も問い合わせや電話なんか来なくて、待ってるだけしかできなかった自分がいました。

 

「このままずっと人来なかったどうしよう…」

 

という焦りみたいなものがあって、結果が出ずに不安ばかりが募る毎日でした。

 

そこに1人のお母さんがやってきてくれて、色々お話して入学を決意してくれました。まだ誰も通ってない小さな学校に、大切な子どもを入れるという本当に勇気あるご決断だったと思います。

当時彼は中学1年生で、僕は1日中おしゃべりしたり、廃材で遊んだり、ゲームしたりして過ごしました。彼の優しく包むような存在に僕がどれだけ救われたか。

そうこうしているうちに1人、もう1人と生徒が増えて賑やかになってきた頃…

 

コロナがやってきて、彼は再びお家から出られなくなってしまいました。

 

LINE通話やちょっとだけお家にお邪魔したりして、なんとか関係が切れないようにしていたものの、僕にできることなんてそのくらいでした。

 

「中学卒業した時のために…」と彼の進路先を去年からずっと探していました。

 

おこがましいのはわかってます。

僕が勝手に動いているだけなので、彼がその選択肢を選んでも、選ばなくても別に良かったんです。ただ、あの頃一緒に笑ってくれた彼のためにじっとしてはいられなかったんです。

 

そしてようやくギリギリ間に合った。

 

2年ぶりくらいでしょうか。

久しぶりに彼がロータスに来てくれました。

僕より身長が大きくなっている彼を見て、平然を装うのが必死なくらい驚きと喜びで一杯でした。

 

少ししか話せませんでしたが、彼に進路先のことを伝えました。

 

「ここに行くよ」

 

と彼が答えてくれたことを、後で電話でお母さんに教えてもらいました。僕はその電話を切った後、今までの思い出がフラッシュバックして、涙が止まりませんでした。

 

部屋にずっと1人でいた彼と

それを見守り続け、葛藤しながらも信じて側にいたお母さんのことを思うと

 

胸がぎゅっとなって

 

その扉を開いて、一歩踏み出した勇気と

高校という進路を自分で決めた彼の決意を思うと

 

嬉しくて、嬉しくて

 

恥ずかしいくらい涙が止まりませんでした。

僕の高校時代の恩師が言っていた

「いい大人がこんなに泣ける仕事はないぞ」

という言葉が、今ようやく理解できました。

 

 

 

出逢ってくれて本当にありがとう。

ロータスに来てくれて、本当にありがとう。


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面と向かって言うと、ちょっと恥ずかしいからここに書かせてもらいました。

初のオンライン講演会、苦戦しながらも無事終わりました!

初のオンライン講演会、無事終わりました~

いやぁリアルの講演会と違った緊張感があり、今はホッと一息。ようやく肩の荷が降りました(^o^;)

とはいえ、私の不手際でうまく視聴出来なかった方には本当にご迷惑おかけしました💦ご入金済みの方には後ほど録画したものをお送りさせて頂きます。


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今回のオンライン講演会は

サクセスファクター | 愛知県名古屋市の動画制作会社さんに全面協力を頂いたおかげで機械音痴の私でも安心して講演に集中することが出来ました✨

本当にありがとうございました!

 

今回お伝えしたかったこと、それは

「どうしたらいいかわからなくなったら、子どもの笑顔(幸せ)を優先しよう」

 

ということです。

小学校3年生くらいから不登校の相談がグッと増えます。ちょうど学校の矛盾や理不尽な点に気付きはじめ、登校渋りがみられる頃です。

仕事に行かなきゃいけないのに渋る我が子とバトル勃発…

「明日は行くから」の言葉に何度も騙されたことか…等々生々しいお話もありました。

 

「大多数の子が出来てるのに、なんでうちの子が…」と思ったときにこそ、思い出してほしいんです。

 

“学校に行くために生きてるんじゃない、幸せになるために生きてるんだ”

という言葉を。

大人の勝手に作り上げた価値観に、しんどい思いしてまで染まる必要はないんです。むしろ彼らこそ、悪しき風習を壊してくれる貴重な存在になると僕は信じています。

 

これからも講演会を通して子育てや教育に関わる情報をお伝えしていこうと考えております。ご意見やご感想なんかあればいつでもご連絡下さい!

本当にありがとうございました!!