「日本の教育を変える」今井真央のブログ

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大地の学校ロータス 森のようちえんサマーブルー 森のようちえん おかざきプレーパークなどの活動日記。2児のパパ。大手製薬企業を脱サラし、日本を変えるために日々突っ走っているヤバい父親のお話

「崩壊するアメリカの公教育」を読んで

日中は学校以外の選択肢として「セカンドスクール」を運営しています、今井です。

 

前々からずっと読もうと思っていた本なんですが、とても衝撃を受けました。

崩壊するアメリカの公教育――日本への警告

崩壊するアメリカの公教育――日本への警告

  • 作者:鈴木 大裕
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

国や自治体だけでなく、民間企業が自由に公教育に参入できるアメリカ。日本では「既にアメリカでは…」と先進事例ばかり取り上げられているので、僕は光の部分しか見ていませんでした。

 

しかし、この本ではアメリカの「教育の自由化」に対する闇の部分が書かれています。

 

・大企業が営利目的で次々とスクールを生み出しては、利益が出ないと廃校している現状。

・給与の高い教職を持っている教員は雇用されず、経験の少ない若い人材が現場に駆り出される。更に人件費削減のためにICT 教材が主軸なり人同士の関わりが希薄になる。

・学校の質や教員の質がテストの点数だけで評価される「学力至上主義」になる。

・学校の廊下やテストに企業の広告が掲載され、「企業による、企業のための教育」にシフトしている等々。

 

特に最後の2つは現に日本でも起きつつある問題です。実際に日本でも「全国一斉学力テスト」を実施し、その結果を自治体ごとにランク付けして公表しています。

 

また最近では過疎化対策として「ふるさと教育」が一部でブームになってますが、その教育の主語が「地域」なのか「子ども」なのかはまだまだわからない部分が多い。 (最終目的が“地域活性のため”ではアメリカの“企業のための教育”と同じのような気がします…) 

 

 

僕は教育をビジネスベースで考えるのは非常に危険だと思います。

 

もしフリースクール補助金がおりたらそれは一部から見たらとても有難いことですが、逆から見たときには日本もアメリカのような危険な状態に陥る可能性は十分にあります。物事は必ず見方によってメリットもデメリットもあるからです。

 

 

アメリカと同じ轍を踏まないように、これからの日本の教育をあり方を考え続けていきたいと思います。

 

 

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悪ガキだった僕が「この先生すげぇ」と思った人

僕は中学時代、誰に聞いても「今井は学年で一番問題起こしてた」と言うくらい問題児でした。当時お世話になった恩師には結婚式の時

当時、褒められるところは笑顔だけ

と素敵すぎる祝辞を頂いたほどです笑


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そんな悪ガキが一番ナメていたのが理科の先生でした。優し過ぎる理科のその先生を前にすると、「つまんねーよ授業!」と隣のクラスに響き渡るほど授業妨害をして困らせていました。もちろんテストでも赤点だったので追試です。

 

「放課後勉強見てやるから残りなさい」

 

優しい先生は僕を怒るどころかそんな言葉をかけてくれました。せっかく補習をしてくれると言うのに、アホな僕はシカトして部活に出ていました。

 

部活中に理科の先生が呼びに来てくれたおかげで、顧問の先生にド叱られました。逆ギレしてふてくされる僕に向かって、理科の先生は言いました。

 

「なぁ、俺の授業どうしたら面白くなると思う?」

 

この一言を僕は今でも覚えています。

僕はてっきり怒られるかと思っていたので面食らってしまいました。そして上から目線で「もっと勉強に関係無い話してよ。いきなりはい、教科書開いてー…なんて聞く気しなくなるわ」と言い放ちました。もしタイムスリップすることが出来たら当時の僕にビンタしてやりたいです(#゚Д゚)ノ

 

どうせご機嫌取りだろ…と思ってましたが、本当にその先生は次の日から勉強に関係無い話をするようになりました。真面目過ぎるくらいな先生でしたので、急にクラスが静まりかえって先生の雑談を聞きました。もちろん僕も含めて。

 

「先生!今日スゲー良かったよ」

僕はまたしても上から目線で理科の先生にそう言いました。先生は笑顔で「ありがとう」と言ってくれました。

 

その日から僕は先生が大好きになり、ちゃんと授業聞くようになりました。怒られてばかりで誰も認めてくれなかった僕に、真剣に耳を傾けてくれた初めての大人でした。本当に素晴らしい先生は教えるのが上手な人ではなく、教わるのが上手な人だと思います。

 

 

僕も先生みたいに、子どもの意見に真剣に耳を傾けて成長できる大人になりたいと思います。

「こんな学校は嫌だ」の逆をいく【セカンドスクール】

学校以外の選択肢として「セカンドスクール」を運営しています、今井です。


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セカンドスクールは4月から新しい学校に生まれ変わろうとしています。場所はもちろん、名前やスケジュールも。そのうえで今通っている子ども達や親御さんに沢山ご意見を頂きました。

 

「子ども達に今までの「学校」というイメージは?」と僕が聞くと

「牢屋」とか「監獄」みたいな返答が多かったです。

 

え、なんで?と聞くと

「外にも出れないし、皆と同じことを号令やチャイムでやらされるから。」

 

 

うーん、確かに否定は出来ん!苦笑

もちろんそれ以外にも素晴らしいところは沢山あるし、熱意ある先生もいらっしゃることは重々承知しています。でも子どもの目にはそう映るそうです。

 

「じゃあよく皆が“やることなーい”みたいな事言ってるけど、時間割みたいなやつ作ったほうがいいの?」と聞くと

 

「自分からやりたいと思ったことはやるけど、やらされるのは嫌」

 

うん、とても素晴らしい。

そんなのワガママだ!とかそんな甘えは社会じゃ通用しないぞ!という意見もあると思いますが、僕はある意味で非常に的を得ていると思いました。

 

 

というのも本来学びとは目的を達成するための手段だからです。

 

よく「勉強したら社会で良い会社に入れる」とか「後々苦労しなくて済む」と言われる方がいますが、それでは目的が「大人になったら楽をすること」になってしまいます。

 

僕は以前誰もが羨むめっちゃ良い会社に就職して、高いお給料をもらっていました。が、それは僕の望んだ人生ではありませんでした。脱サラしたのはお給料を沢山貰って、有給全部使えて、ノルマも他ほど厳しくない会社は僕の人生のゴールでは無いと気付いたからです。親を含め、周りの大人がオススメする「楽をすること」は本人が本当に望む道ではないため、幸せには繋がりません。

 

子ども達はその事にちゃんと気付いているんです。

 

だったらどうするか?

子ども達にアレコレ詰め込むのをやめ、子ども達がやりたいことをやりたいと思った時に実現できる環境を創るだけです。

すなわち「こんな学校は嫌だ」をひたすら挙げて、真逆をいけば子ども達主体の素敵な学校が出来ます。

 

親御さん含め、まだまだみんなの意見を聞いて更に素晴らしい学校を創っていきたいと思います。

 

 

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まずは子どもの命が最優先【セカンドスクール】

日中は学校以外の選択肢として「セカンドスクール」を運営しています。

 

新しい選択肢と謳っていますが、きっかけは不登校の子ども達の相談が多いです。もちろん来て下さった全ての方々には全力で相談に応じます。お母さんやお父さんが苦労されていたり、悩まれているのは百も承知のうえで時にはキツイことも言わなければいけない時があるのです。

夏休み明けにお問い合わせが急増したように、長期連休明けには少し注意が必要です。

 

似たような事例↓

相談者は読まないほうがいい回答|幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。|幡野広志|cakes(ケイクス)



「本当は子どもにもっと寄り添ってあげたいんですが…」と理想の子育てと現実のギャップに苦しむ親御さんがいます。この場合、責任のベクトルが親である自身に向いているので、(もちろん子ども本人の意見を最優先のうえで)お母さんの負担を少しでも減らせるような解決策を一緒に考えます。

 

問題なのは「何を言っても反発されてしまって…」とか「うちの子、何を考えているのかさっぱりわからなくて…」と、責任のベクトルが子どもに向いているケース。そもそも我が子のSOS に気付いていない、もしくは重要視していないパターンです。この場合は少し厳しいことも言います。一番信じて欲しい親にでさえ信じてもらえない辛さを僕は知っています。本当に最悪な場合、引きこもりや自殺に繋がる危険性もあるからです。


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「まずは子どもの好きなことを好きなだけさせて下さい。」

「うちに通うとかに関わらず、今は気が済むまで休ませて下さい。」

 

僕は子どもの命最優先でそう伝えます。

フリースクール適応指導教室に行く以前の話だからです

 

まずはその子の尊厳や命が守られてから。

教育の選択肢云々かんぬんは、それから先の話です。

 

 

 

年始早々にちょっと重い話しちゃいましたが、あまり深く考えずご相談はお気軽にして下さいね~(^∀^)

 

 

 

 

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子どもが僕を親にしてくれる【パパトーーク!】

嫁さんの実家に泊まったら久しぶりに夜通し泣かれ、全く寝れませんでした、今井です。

 

2歳になる我が家のモンスター


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こやつが本当に暴れまくりました。

ご飯を食べる時も手当たり次第一口食べてはプップと吐き、お茶やお酒を溢しまくり、デザートだけはお腹がパンパンになるまで喰いまくり…

 

ほんでもって夜にはばあちゃん家の空気の違いに敏感なのかギャン泣きし、ほとんど寝かせてもらえませんでした。

 

本能のままに動く我が子に対し、久しぶりにヘトヘトになりました…_| ̄|○

 

 

子育てって言葉をよく使いますが、同時に“親育て”だとも思います。

 

体力だけではなく、忍耐力や察知力等幅広い能力を子どもと向き合うことで求められます。もちろん1人ではとてもじゃありませんが出来ませんので、色んな人に助けてもらいます。

プレーパークや森のようちえんなんかやっていると、とても実感します。このモンスター君はいつも誰か違うお父さんかお母さんに抱っこされています笑(僕1人じゃ持て余してしまうので💦)

 

みんなの力を借りなければ生きられない・育てられないことを身をもって思い知らされます。

 

僕は頼ることが下手です。

それはきっと小さい頃から「自分でやって!」と言われ続けたからだと思います。今でも1人で抱えてパンクしそうになることは沢山ありますが、仲間達に恵まれたおかげで何度も助けてもらっています。

 

生きていくうえで大切な要素が、子育てには全て詰まっています。

 

だからこそその大変さや、学びを皆と共有したいんです。その1つがこのブログであり、プレーパークであり、森のようちえんです。まだまだ大変な盛りですが、今しかないこの瞬間を楽しみながら乗り越えていきたいと思います(^^;