「日本の教育を変える」今井真央のブログ

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大地の学校ロータス 森のようちえんサマーブルー 森のようちえん おかざきプレーパークなどの活動日記。30歳2児のパパ。大手製薬企業を脱サラし、日本を変えるために日々突っ走っているヤバい父親のお話

「自立ってなに?」~ある親御さんの疑問~

仕事柄色んな親御さんの悩みやご相談を聞いております。

 

その中でも今回のテーマは「自立について」


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ある親御さんからご相談頂いたのですが、他の親御さんにとっても大事な話だと思いましたので、ご本人の了解をとって書かせて頂いております。

 

小学6年生の男の子。

感覚過敏があり、靴下や服も素材が肌に合わないと着たくない。リュックも蒸れるから手提げで登校している子がいます。

そんな子も次は中学生です。

お母さんが公立中学の先生に事情を説明したところ、こう言われたそうです。

 

「本人に合わせるのも大切ですが、お子さんの“自立”のためにも環境に合わせることを覚えていかないと…」

 

そこでそのお母さんは疑問に思ったそうです。

 

自立という言葉は「独りで立つ」ということです。自立と“環境に合わせること”とは関係のないように思ったそうです。

 

 

きっとこの場合、先生が言おうとしたことは「制服も着れないようじゃ社会に出ても通用しないよ」ってことだと思います。(少し乱暴な言い方ですが)

 

確かに規律を守るために制服や規則をある程度は従う必要があるとは思います。ただその子が不快に思ったり、その規則のせいで「行きたくない」と思ってしまうようなら規則を見直したり、合理的な配慮をする必要があると思います。

 

それに規則に従うことと、自立は違います。

 

じゃあ“自立”って何でしょうか?

辞書の通り、「誰にも頼らず、独り立ちすること」なのでしょうか?

 

 
でも、社会に出て本当に誰にも頼らず生きていける人っているんでしょうか?

 

 

現実ではみんな苦手分野と得意な領域があり、それを互いに補い合って生きています。それこそが互いの違いを認め合い、多様性を分かち合うことだと思うんです。

 

我が子が大人になったとき、辛くても、本当はしんどくでも「誰にも頼らず生きていく」と自立するくらいなら。僕は「しんどいから助けて」と、誰かに頼って欲しいと思います。

 

そう考えると子どもって既に出来てますよね。「アレとって~」「お着替えさせて~」と小さい頃からちゃんと誰かに頼っているんです。

 

「そんなことくらい独りで出来るようにしなさい!」

「そんなんじゃ社会出て苦労するわよ!」

 

そう言われ続けて、しんどくでも言えない子が増えていくんです。

 

迷惑かけちゃうから…

きっと心配させちゃうから…

 

と悩みを内々に隠してしまうんです。

 

そうならないためにも、「自立」って言葉を盾に子どもに要求するのはもうやめませんか?

 

嫌なら嫌でいいじゃん

気持ち悪いなら制服じゃなくていいじゃん

 

 

 

 

 

「あなたはあなたのままでいい」

やっぱり僕はこの言葉を、ずっと子ども達にかけ続けていきたいと思います。