どーも今井です。
今回は二十歳そこそこの時に読んで
「こ、これはヤバい本に出逢ってしまった…」
とワナワナした本
「アルケミスト」のご紹介
先に言っておきますが童話テイストです。
理解しながら読むっていうより“感じる”方をオススメします。
羊飼いの少年がある日ピラミッドで宝物を見つける夢を見ます。もちろん「なんだ夢かぁ」ってなりますが、2度も同じ夢を見ます。ちょっとこれは普通じゃないな、って思ったらよくわからない王様が出てきます。
「あなたが強く望めば、全宇宙が協力して実現するように助けてくれる」
と、意味深な言葉を残してどっか行きます。
少年は悩みます。
無難に羊飼い(結構気に入ってる仕事)を続けていくか、一か八かエジプトに冒険に行くか…
少年は悩みに悩んだ結果、全てを捨てて冒険に出る決意をします。
ここからがこの本の面白いところなんですが、王様の言った通り「全宇宙が協力してくれ…」
ないんです!!(笑)
旅始めた瞬間ガイドに全財産持ち逃げされるわ、やむを得ずバイトしようと思ったら店長に「エジプト?一生バイトしても行けないくらい遠いよ」って言われるわ…
とにかく散々な目に遭います。
「え、王様全然話違うじゃん」と心折れそうになりますが、それでも少年は諦めない。頑張る少年は葛藤する中でとても大切なことに気付き、旅を続けていくっていうお話です。
よくある「諦めなきゃ夢は叶う!」っていうお話じゃないんです。
30過ぎて改めて読みましたが、改めて人生観がゴロっと変わるほどの衝撃を受けます。年を重ねると余計に「夢」とか言うのが恥ずかしくなります。
夢は年齢を重ねる毎に、それっぽく修正されます。「30歳までに世界一周する!」だったのが、子ども産まれちゃったから「子ども巣立ってから行く!」になり、子ども巣立ってからは体力的にキツイから「年イチで海外旅行に…」みたいな←あ、僕です(笑)
未来がどうとか、過去がどうとか考えないで「自分の心の声」に従って生きる。
これは簡単そうなんだけど、大人になるととても難しい💦色んな制約がつくから
でもその制約に打ち勝って、勇気出して一歩踏み出した人に神様は微笑みかける。アルケミストはそんな話なんです。
もし自分の本当にやりたいことから逃げていたり、自分の心の声に言い訳してるなぁって思ったら読んでみてもいいかもしれません(*´ー`*)