台風が心配ですね、今井です。夕方になるとヒグラシが鳴き、夏休みも終わりの兆しを見せてきました。なんだか寂しいです。
以前岡崎市にある学校の先生から「ファイヤートーチ」のお話を聞きました。愛知県の学校では木の棒に火を点けてぐるぐる回す踊り?のような催しがあるそうです。
僕は咄嗟に
「え?それ小学生もやるんですか!?」と聞いてしまいました。よほど訓練や練習をしないと命を落としかねないような危険が伴う行事だと思ったからです。
モヤモヤしていた最中、今回ニュースになりました。愛知県の小中学校 子どもに「火の舞」 生徒が大やけど 「罰が当たった」で片付けてはならない根本的原因(内田良) - 個人 - Yahoo!ニュース
愛知県の中学生が大火傷を負ったらしいです。怪我は万全の準備をしていも起きるものなので、ある程度はしょうがないと思います。でもニュースにはこう書かれておりました。
事故後に教師は男子生徒に対して「罰が当たった」「自業自得」と発言し、野外学習の当日には予定どおりトーチトワリングが披露された。
僕はなんともいえない気持ちになりました。プレーパークや森のようちえんでも火を使うことはあります。ファイヤートーチも全員強制参加という訳ではないようなので、100対0で教師が悪いという事でもないと思います。
でも、「自業自得」はねぇだろ。
少なくとも僕は参加した子どもが怪我をしたら、とても悲しいです。自分の力不足のせいで火傷したら寝られないくらい辛いです。
実際に現場を見てたわけではないので、偉そうなことは言えませんし、ほとんどの先生は細心の注意を払ってご指導されていると思います。でも、ファイヤートーチをやるうえで「得られるもの」と「失うかもしれないもの」を天秤にかけて、今後の実施を判断してもらいたいと思います。
火の危険性を学ぶのなら「火起こし」や「焚き火」で十分ではないでしょうか?
もし協調性や達成感を味わうための行事なら他のダンスとかで代用できないでしょうか?
なんでもかんでも“怪我したから廃止”ではなく、自然体験を行う上では常に子ども達に対して「学べるもの」と「リスク&ハザード」を考え続けるべきだと思います。他人事ではなく自戒を兼ねて、胸に刻んでおきます。