ブログ2日間もお休みしてしまってすいません。ただ遊んでいた訳ではございませぬ
森のようちえんの全国フォーラムに行って参りました!!
全3日間、鳥取の「まるたんぼう」はじめ森のようちえんを最前線で盛り上げてきたパイオニアの方々が集結した激熱交流会でした。
ご存知「野遊び保育 みっけ」の内田幸一さん。僕も以前長野まで見学に伺って本当に沢山の学びを頂きました。
内田幸一さんにお会いして - 日本の教育を変えるために起業するお話
僕が最近とても引っ掛かっていたこと。
それはある小学校教員の方に言われた一言です。
「森のようちえん上がりの子には本当に手を焼いてる」
もちろん「今の学校が窮屈過ぎるんだよねぇ」とフォローしてくれたんですが、僕が感じたのはもっと根本的なところです。
今まで自由に野山を駆け巡ってきて、急に「さぁみんな一緒に毎日勉強!」と言われてもいきなり出来るはずがありません。
つまり森のようちえんは北欧発祥ですが、日本の学校教育がそれに追い付いていないということです。だから小学校に上がったときに、「困った子ども」に見られてしまう。
僕はどうしたら今の日本社会でも通用する保育が出来るんだろう…とずーっと頭を悩ませていました。
今回の内田さんの講演が僕の悩みを解決する鍵になりました。
「集団行動」と「集団教育」の違いについて
“右向け右!”といった個人の意思とは関係なく、周りと同じ行動をさせる集団行動。
一方、集団教育とはその子が(集団に)自主的に参加出来るようにすること。自分の意思で集団に関わるため、その子は離脱しない。
これを可能にするのは仲間意識を高めたり、情報交換、共有を頻繁に取り合うことが必要になります。要するに何度も何度も繰り返し、子ども達に問いかけ、自主的にその答えを導き出すのを待つことです。
この集団教育がしっかりと完成していれば、小学校に上がったとしても集団から離脱しない、と内田さんは答えて下さいました。
最後に森のようちえんに関する保育に関して、非常に重要なことをまとめます。
①自然のなかでたっぷり体験する。
②失敗や成功を重ね、経験値を積む。
~ここで終わらせない!~
③問いかけることにより、言語化させる。
④それをグループ内で“何度も”共有、交換することで初めて学びや気付きになる。
ただなんとなく朝の会や帰りの会をやっていては駄目。このスタイルが園の中で完成していれば、どんな環境でも自分で考え、失敗も出来ない自分とも向き合える子どもに育つ。
そう教わりました。
そしてこの保育ができるまでは、保育者自身が何度も失敗を繰り返し、学ぶ他にないと言っていました。
僕はまだ保育士でもありません。
沢山失敗し、そこから学び
小学校に上がっても決して自分を失わず、集団に参加できる子ども達を送り出していきたいと思います。