先日の川北先生のご講演のあと、すぐに不登校支援のエキスパート「コネクトスポット」山下さんに連絡を入れました。
僕がご相談したかったのは、以前ブログで書いた一種の「農福連携」です。
愛教大 川北先生講演会 - 日本の教育を変えるために起業するお話
①不登校やひきこもりから相談を受ける。
②額田で若い力を必要としている畑仕事等を、サマーブルーが拾いあげる。
③不登校児は1日農作業などの労働を通じて、地元の方から「ありがとう」と感謝される居場所ができる。
僕は素人ながらこんな絵図を書いていました。しかし山下さん曰く、「仕組みには賛成だけど、現実的に難しい」とご指摘をもらいました。
・そもそも不登校児は様々な悩みを抱えているため、外に出るのにもとても大きなハードルがある。
・受け入れ先が不登校やひきこもりに深いご理解が無いと、「畑仕事を手伝いに来てくれたはいいが、なんだ面倒な奴が来たな」となる危険性がある。←これが一番僕の甘かった点です!
・本当に居場所を作るつもりなら、ホームステイなど宿泊できる環境を整える必要がある。しかし家族と完全に切り離すことが必ずしも最善の選択肢とは限らない。
等々、沢山の課題を教えて下さいました。
僕は正直、簡単に考え過ぎていました。
コネクトスポットでは点と点を繋げる作業(ひきこもりと就労の受け入れ先)だけでもとても慎重に行うそうです。僕は単純に「額田で若い労働者を欲している先」としか考えてませんでしたが、本気でやるとしたら「○○農業の○○さんなら大丈夫」とリスト化できるくらい、慎重に受け入れ先を見極める必要があります。
今の僕には、そんな繊細な作業はとてもじゃないけど出来ません。
ひきこもりや不登校支援はもっと根が深く、専門的な知識と技術が必要だと感じました。今はまだ関われる段階ではないと判断しました。
ただ諦めたくは無いので、時期を見て必ず実現します。
切っても切り離せない、放っておけない問題です。そのためにはまず自分が今、できることからやろうと思いました。