今日は僕の大尊敬している近藤先生の講演会を聞きに再び岐阜県に行ってきました。
この近藤先生、どれだけ凄い先生か?
それはこの経歴を見たらわかります。
34年間公立の教員、教頭、校長まで全て経験し
定年まで残り3年で辞めて、新しい分野に挑んでいます。
56歳になった今でもなお、新しく法人を立ち上げ最前線でご活躍されている方なんです。
いやいや、近藤先生の凄さはこんなもんじゃない
僕と出会ったのは岐阜県の森のようちえん指導者講習会で一時間お話しただけ。なのに第1回森のようちえんカフェにわざわざ岐阜県から来て下さったんです!
普通どこの素性もわからんデカイ口叩いてるだけの若造の、よくわからんイベントに
わざわざ遠方からお金払ってまで来ますか!?しかも先生、最近イチから勉強して保育士の資格まで取られたんですって…
その今もなお、学ぼうという姿勢に、本当に脱帽します。
近藤先生の座右の銘
「人生とは“より良い”を続けるもの」
その意味を身をもって教わりました。
前置きが長くなってしまいました。すいません💦
近藤先生は校長になったとき、修学旅行のシステムを一新しました。それまでありきたりだった移動を、あえて「京都の○○旅館に現地集合」としたらしいです。もう子ども達も大慌てだったでしょう、みんなチーム一丸になって自分達で調べて行動したらしいです。
結果、全員集合時間に間に合いました。
最初は反対していた保護者も、子ども達の成長を見て「うちの学年も是非!」と結果的に全学年イベントを大幅に変更しました。
文字通り“より良い”を続けた結果、卒業式では担任も、子ども達も、保護者も、全員が号泣していたそうです。
最初僕の隣にいて先生の講演を冷やかしていた若いお母さん二人組も、最後のムービーを見た時は誰よりも泣いていました。
先生が大切にしていたもの。
それは「愛と社会性」です。
まずは社会性について
自らも野外活動を実施されてきた先生は、常に「卒業した後で日本の組織社会を生き抜けるように」と意識してきたそうです。
森のようちえんはドイツ発祥です。
そしてサドベリーはアメリカ発祥。
素晴らしい教育をそのまま日本に持ってきても、残念ながら日本の社会が追い付いていない。日本の社会にはドイツやアメリカのような多様性がないため、卒業してもうまく社会に適応することが難しい。
だから「子ども主体」だけではいけない、必ず日本特有の社会組織で生き抜けるだけの「規律」を身につけなければいけないと強くお話されていました。
そこは本当に僕が前々から引っかかっていた部分でした。だから僕は自分で日本の社会を生き抜くことができる「子ども主体」のオリジナルな学校を作りたい。
それは「右向きながら左を向く」くらい難しいことかもしれない。
でも、だからこそやる
日本の教育に、選択肢を増やしてみせる。
近藤先生の言うとおり、結果的に「愛」なんだよ、愛で世の中満たしてやる!!
以上!!!!!!