今日は研修2日目です。
前半は座学。今の教育に足りないものと、自然をどう結び付けていくかを学びました。
1990年代
次々と会社や工場が作られ、従業員が沢山必要だった時代。ビジネスは早く、正確に。そして教育は金太郎飴のように、「誰でも平等、みんな一緒」が主流でした。
そして現代
AI やインターネットの普及により、個性的で今までにない新しいビジネスを生み出す人達が増えました。これからは「みんな違う、1人1人に合わせた教育」が必要になります。
特に幼少期の教育に関しては自然体験が五感を刺激し、様々な効果をもたらすと言われています。現に自然体験をしてきた子どもは体験をしていない子どもより、コミュニケーション能力や自己肯定感が高いとデータが出ています。
これは僕個人的な意見とかじゃなく、文部科学省が発信しています。
今日はそんな自然体験活動の指導者スキルを学びました。
ネイチャーゲームやロープワークなど、沢山のコンテンツを勉強させて頂きました。
そしてお待ちかねの野外授業!!✨
昨日に引き続き、個性豊かで面白すぎる講師が森に導いてくれました。
↑ドングリに卵を産み付け、枝ごとチョッキンする灰色の虫。その名も「ハイイロチョッキン」
ネーミングセンス!!笑
このハイイロチョッキン、なんでわざわざ枝ごとチョッキンすると思いますか??
それは時間が経過すると葉っぱが茶色くなりタンニン(殺菌作用のある成分)が出て、卵に悪影響を及ぼしてしまうかららしいです。
だからわざわざ葉っぱが付いた枝を3時間もかけてチョッキンする。そして孵化したらその葉っぱを幼虫が食べられるという仕組み。
ハイイロチョッキン、スゲェーー!✨
この上の小さなエビフライみたいなやつなんだと思いますか?←覚えたことすぐ言いたくなっちゃう笑
実はリスが食べた後の松ぼっくり。
とても珍しいモノらしいです。何故ならリスは「リスのテーブル」というくらい食べる場所にはこだわりが強く、わざわざ松ぼっくりやドングリを一ヶ所に集めてから食べるんです。だから広い森のごく一部でしか見られない。
その他にも
この木は子ども育てる用
この木は寝る用
と森の中に様々な居場所を作るらしいです。
なんだか人間みたいですね(^-^)
その他にも様々学びましたが、その一つ一つの知識は大して重要ではありません。むしろ伝え方だったり、子どもの興味付けをどうしていくかの技術の方が大切だと教わりました。本当にその通りですね。
森のようちえんは自然観察ガイドではありません。僕は豊富な知識を次々に説明する「指導者」より、子ども達に同じ目線で寄り添う「共感者」でいたいと思っています。
自分がわからないときは「なんだろうね?面白いよね✨」と共感する方が子どもにとっては学びに繋がるかもしれません。
保育に「これが正解!」なんてありません。
今回の経験や学びを実際に現場で活かしてこそ、初めて今回の研修が身に付きます。
あー早く森ようちえんやりたいなぁ✨