「日本の教育を変える」今井真央のブログ

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大地の学校ロータス 森のようちえんサマーブルー 森のようちえん おかざきプレーパークなどの活動日記。2児のパパ。大手製薬企業を脱サラし、日本を変えるために日々突っ走っているヤバい父親のお話

このまま起業したら123%失敗する理由

森のようちえんの生みの親、「野遊び保育みっけ」代表 内田幸一さんのお言葉です。

野あそび保育みっけは今年の4月から認定こども園として活動をスタートさせました。過去、認可外保育施設として民間事業所として独立採算で運営を長く行ってきた経験から安定的な運営や職員への身分保障の向上のために認可化を目指して3年ほど前から準備に入りました。国の保育や子育ての制度をいろいろ検討した結果として「地方裁量型認定こども園」への移行を決めました。幼稚園や保育園への移行を考えなかった訳ではありませんが、幼稚園は学校法人、保育園は社会福祉法人でなければ認可園となれません。この法人格の取得はハードルが高く小規模な森のようちえんには不向きです。そうした中で「地方裁量型認定こども園」の立ち上げには事業主体の法人を問わないの一文があります。他の認定こども園は学校法人や社会福祉法人が要件になっていますが「地方裁量型認定こども園」に関しては何らかの法人格があれば良いとされています。多様な事業体が子育て支援、保育、幼児教育に参入出来る様に、そして様々な利用者のニーズに応えられる様にするためと私は理解しています。ともかくも高いハードルが一つ無い状態で認可化を進められる訳で「地方裁量型認定こども園」はどのような法人各で設置されていても他の認定こども園と同じ扱いで公的な支援を受けることができます。 元々森のようちえんの様な小規模な活動体が認可化を目指すのには地方裁量型認定こども園が適していると思います。 そしてここに来て幼児教育の無償化の動きが具体的になってきたことで、特に森のようちえんの様な認可外保育事業(認可外保育施設としての届出もされていない保育事業)または認可外保育施設であっても保育を必要としない(保護者が就労等により保育を必要としている訳では無く、選んで森のようちえんに就園している場合)子どもについては無償化の対象から外れることが分かってきました。幼児教育の無償化の対象は幼稚園、保育園、認定こども園に通う3歳以上の子どもが対象になります。(保護者の負担する保育料等の金額に応じて全額が無償にならない場合もあります。) 森のようちえんに通っている子どもは3歳以上であっても無償化の対象から外れますので保護者の保育料負担はあります。そうした状況でどれだけの人が森のようちえんへの就園に踏み切るかはわかりません。他方の保育施設が無償で森のようちえんは数万円の保育料を負担するとなった場合、保育内容に大きな魅力を感じている人たちでも保育料負担の壁を乗り越えるのは難しいのではないかと思います。 これまで森のようちえんや自然保育の魅力を多くの人に語り、幼児教育としての野外での保育活動の意義を説明して来ました。そしてここ10年で森のようちえんの数も増え、森のようちえんに通う子ども達の数も増えました。確実に森のようちえんの社会化は進んで来たと思っていた矢先に幼児教育の無償化の話が出て来て、森のようちえんにとって逆風となる状況が生まれようとしています。これまで多くの人たちが森のようちえんの社会化のために努力して来たことが脆くも崩れかけています。私としてもこの悔しさは計り知れない思いです。 前段で地方裁量型認定こども園について書いてきました。森のようちえんが無償化の対象から外れることが分かってから地方裁量型認定こども園への移行についての問合せが急増しています。確かに無償化の対象になる認定こども園ではあります。しかし、認定こども園は基本的に子育て支援に重点を置いた施設で利用者のニーズに応える目的で作られるものです。これまでの森のようちえんが目指して来たものと異なる部分も少なくはありません。森のようちえんの事業者側の認定こども園への正しい理解が必要ですし、子どもの利益を保証するのはもちろんのこと子育て中の保護者の利益も保証しなければなりません。これまで森のようちえんが行って来た形がそのまま通用しないところもあるかと思います。森のようちえんの事業者側の柔軟な対応が求められます。 しかし、野あそび保育みっけが認定こども園になったことで実際の保育やその考えが大きく変わったことはありません。実際の運営上の手続きや事務処理は増えたことは確かです。これは対応出来ることですし、さしたる問題とは思ってはいません。施設拡充に関わる投資や資金確保、認可申請に関わる手続きや関係機関との調整や施設基準をカバーすること、職員の配置人数の確保等、確かに認可外で行っていることとは比べ物にならないくらいの量の作業がありますがあくまで申請時のことです。みっけは無償化の話の以前から認可化を前提に準備をしてきましたので様々な変化を緩やかに受けとめられていると思います。他方無償化の対応策として認可化に踏み切ろうとする場合大きな変化と感じのは当然なことかと思います。認可化を考えたとしても確実に認可されるかは地域の実情に寄るところがあり、全国何処でも確実に認可されるとは限りません。各園で様々に違ったハードルや超えなければならない課題はあるかと思います。 だいぶ長くなりました。興味関心が有る方が多いのではないかと思って状況をお知らせさせて頂きました。 野あそび保育園長 内 田 幸 一

30年間野外保育を現場第一線で切り開いてきたお方です。その一言の重さは計り知れません。

 

僕はこれから、大企業を辞めて学校作りに命を賭けます。

 

嫁と子ども2人を死んでも食べさせていかなきゃいけません。趣味でも、ボランティアでもありません。立派な仕事として成立させます。

 

仕事を成功させる条件。

「ヒト・モノ・カネ」は前々から言われています。最近では「場所・情報」も加わっているらしいです。

そこで、今回僕がやりたい事業をこの条件に照らし合わせて考えてみました。

 

①ヒト

まだ僕しかいません。1人では僕が倒れたらそこで試合終了です。

ボランティアスタッフを募集するのも手ですが、まずは腹の底まで理念を共有したコアスタッフが最低3人は必須です。そしてシフトを組めるスタッフが10人はいないと回りません。

 

②モノ

この場合、顧客です。週末なら人は集まりますが、平日で毎日となると恐らく0~3人くらいしか集まる気がしません。事業として成立させるなら最低でも10人以上いなければ僕の家族は路頭に迷います。

 

③カネ

一番厄介なやつですね。僕は2人の男の子と奥さんを養う必要があります。無認可では生き残れません。認可を取るなら施設要件を満たした“箱”が必要になります。その施設を作るために最低でも2000万は必要です。そのお金はどうするか?企業型にするにしてもアテはあるのか?毎月の収入は?利益は?

考え出したらキリがない💦男は辛いよ…

 

④場所

どこに建てるかです。市内から30分を越えると来ないと内田さんに言われました。今の活動場所では間違いなく園バスが必要になる地域です。じゃあ園バスの費用はどうする?運転手は?

 

 

⑤情報

これは一番なんとかなりそう!幸いチラシとか作る最低限の技術はあるし、SNSの情報スピードには定評があります。広報なら任せろ!

 

さぁさぁ問題は山積みです。

ヒト・モノ・場所は今の活動を続けていけばある程度目処は立ちます。大事なのは考え続けること、そして歩みを止めないことです。失敗と幽霊は怖くない!

 

問題は金ですよ。

こればかりはなんとも…

まずは他の団体に所属して経営を学ぶ必要があります。お金に対して僕は素人同然なので、理想は経営、経理に強い人を仲間にすること。僕が出来ないことは人に頼る!

 

施設をどうするか?

よみたん自然学校のように古民家改築するか…

はたまた野遊び保育みっけさんのように融資をつけるか…

これをなんとかしないとお話になりませんね。なんかいい場所ないかなぁ(^-^;

 

 

 

 

 

まずは出来ることを地道に一つ一つ重ねる。

イベントの回数を重ね、他の団体ともコラボして知名度と活動の質を高めます。

スタッフと園児が集まって場所の目処がついたら、開園する。

 

少子化、保育園無償化、家族の理解、周りの協力…

壁は高いし、時代は逆風。

じゃあやめるか?

 

答えは“NO ”です。

 

この壁を越えることが出来た時、僕の周りにいる子ども達の笑顔が見えるから。

僕は絶対諦めません。