以前ブログで「僕は障害者の方に偏見が少しある」と書きました。そしてある交流会にてその考えを改めなければいけないと思いました。
僕は考える前に動き出す人間です。
何十冊の本を読んだり、1人でモヤモヤと考えていても何も変わりません。なので現場を見に行くことにしました。
NPO法人ルリアン
僕はこの理事の方とお話して強烈なインパクトを感じました。僕の考え方とほとんど一致していたからです。子どもに対する接し方や考え方、その全てが尊敬できる方でした。
2年半前に放課後デイサービスが始まり、建て壊す予定だった一軒家が今のルリアンの拠点となっています。本当にアットホームな雰囲気でスタッフの方々もとても親切に接してくれました。
さて、僕はというと
最初はビビって隅っこで何もできずにいました。
僕の下の子のためにスタッフの方が楽器を持ってきて下さったのですが、目の前で園児がマカラスをドラムのように叩きまくり強烈な音楽を奏でていたからです。
その勢いと音の大きさについ圧倒されてしまいました。
普段相手にしている幼児とは違い身体の大きな子もいて、迫力満点の喧嘩ごっこしています。恥ずかしながら「大丈夫かな、壁に穴とか開かないかな…」と終始ビビっておりました。
そんな僕を見かねたのか周りの子ども達が集まってきました。そして下の子にお茶をくれたり、あやしてくれたり…
僕がビビっていた障害者の子ども達は、とっても優しい普通の子ども達でした。
それまで〝どう対応したらいいんだろう〟と困っていた自分がアホらしくなってしまいました。最後は追いかけっこしたり、オンブして歩き回って汗だくになって遊んでしまいました。
下の子も病み上がりだったので少ししか居ることができませんでしたが、来てよかったと思いました。
「障害者 = 自分の知らない未知の存在」だったから僕は今まで怖かったんです。少しですが彼らと接する事ができて、また一つ価値観が変わりました。日々勉強です。
森のようちえんも知らない人からすると
もしかしたら「野生児を育てる場所」とか「泥んこになっても注意しない放任主義」と思われているかもしれません。
簡単です、僕と同じように知らない世界に飛び込んでみるだけです。
〝知らない〟を無くして多様性を認める。
自分が率先してまだまだ色んな世界を知る必要がありますね。