僕は第一回サマーブルー体験会で自分の無力さを知った。そこではインストラクター全国5位や営業マンの優秀賞の肩書きなんてなんの役にも立たなかった。僕は本当に、ただ何も出来なかった。
〝このまま勢いだけで起業しても失敗するだけだ〟と強く感じました。
子どもに対する熱意だけではどうにもならない壁がありました。イベントを企画する能力や、人をまとめる力、安全管理能力…今の自分に足りない部分を全てノートに書き出しました。
その弱点を克服するためには片っ端から講習を受け、実際に自分でやってみることはもちろん、「誰かの下で勉強する」ことも必要だと感じました。
そこで以前「うちで働かないか?」と言ってくれた HEART to HEARTの責任者の方と、NPO法人ルリアンの理事の方と再度お話をしてきました。
HEART to HEARTは岡崎でキャンプやイベントを企画して子どもの遊び場を作っている団体です。僕としては願ってもいない話だったのですが、どうなるかはまだ未定です。
ルリアンは放課後デイサービスや就労支援カフェなど幅広く活動しているNPO法人で HEART to HEARTの大元です。
僕にとって人生の転換期です。
正直言って今の給料の倍くらい稼げる会社からお声もかかりました。今の会社で普通に働いていても年収1000万は普通にいきます。
でもそうじゃないんです。
僕の会社のトップの人間も、もっと大きな会社のエリートと言われる人達とお話しても何か違うんです。その世界の人達はやれ「俺はこんなに凄い人間だ」やれ「こんな偉業をやってのけた」とキリっとしたスーツの胸を張りながら自慢してきます。確かに誰がなんと言おうと凄い人達で、給料だって半端じゃなく稼いでいます。
一方 HEART to HEARTやルリアン。他の自然学校や森のようちえんの人達は全く違います。泥んこの長靴か使い古されたスニーカー。身なりも決してキチンとしてる訳じゃないですし、ヒゲもボーボーなオジさんもいます。失礼ですが決してお金持ちには見えません。
でも将来どっちになりたいかと言われたら僕は迷わず後者なんですね。
カッコいいんですよ、見た目じゃなく心が。
目が少年のようにキラキラしていて夢をまだ追ってるんです。前者の人達の目はどちらかというと〝ギラギラ〟
「周りを蹴落としてでも登りつめてやる!」というオーラなんです。そこには天と地ほど違いがあります。
一方は「俺が正しい!俺のやり方こそ正義」
そしてもう一方は
「人はそれぞれ違っていいんだよ」
同じ人間でも全く違うんです。
ルリアンや HEART to HEART。自然学校や森のようちえんの人達はそんなオーラをしてるんです。一緒にいても居心地がよく、お話していると身体の中からジンワリと熱くなってきます。
今回の話合いでも途中から脱線して熱いトークになりました。
「一緒に世の中変えてやろう!」
と、こうなっちゃったんですね笑
細かな違いはあれど軸はみんな同じ
「子どものため」
という熱いハート。
起業するのは少し先になりそうだけど、焦らないで地道にやることにします。まだまだ人生これからですからね^_^