「日本の教育を変える」今井真央のブログ

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大地の学校ロータス 森のようちえんサマーブルー 森のようちえん おかざきプレーパークなどの活動日記。2児のパパ。大手製薬企業を脱サラし、日本を変えるために日々突っ走っているヤバい父親のお話

褒めるべきか叱るべきか

子育てをしてるとこんな場面に遭遇します。

いつまでもご飯を食べずに遊んでばかりいる長男。せっかくの出来立てで美味しいご飯が冷めてきている…

 

「お父さんはせっかく出来立てのご飯、美味しいうちにちゃんと食べて欲しいなぁ」

 

まずはお決まりのメッセージ。

これで完食してくれれば世話はない。しかし現実は一口だけ食べて「ごちそうさま!」と遊びに出かける息子。〝あなた、なんとか言ってよ!〟という奥さんからの熱い視線

 

 

 

 

さぁ、あなたならどうしますか?

 

 

 

逆に一言でパクパク食べてくれた時には何て声をかければいいと思いますか?

 

「いい加減食べんか!コラァ」

なのか

「ちゃんと食べて凄い!偉いねぇ」

 

ここは賛否両論あると思います。

 

 

 

 

でも僕はこう思います。

食べるのは個人の責任でそれを決めるのは自由だと。確かに子どもは自分で食費を稼ぐこともできませんし、1人で食事を作ることも基本的にはしません。しかしだからといって「毎食出された飯は必ず完食するのが筋だ」と短略的に決めつけてしまうのは如何なものかと思います。

 

無理に机に押さえつけて口にご飯を運べばそれはもう「食事ハラスメント」です。楽しいはずの食事が一気に辛い時間になります。「これ食べたらデザートあるよ!」と誘導することも報酬が無ければ動かない人間を育ててしまう可能性があります。

 

逆に「全部食べれて偉いね!」もおかしいと感じます。完食することは普通であり、偉いことではないからです。

 

 

 

 

じゃあどうすりゃいんだよ!!

と思いますよね?

 

 

 

 

 

 

僕はこうします。

「褒めも叱りもしない」

 

食べなかったらまたお腹が空いた時にでも食べればいいし、完食したとこで「うん、食べれたね^_^」と認めるだけです。

 

最大の問題は奥さんですが、たまに使う小技は〝よそ見してる間に僕が食べちゃう作戦〟です。もう子どもが確実に食べないな、と判断した場合の最終奥義です。

「さっき食べてたよ〜」とフォローしておけば奥さんも残り物が出て傷付く心配もありません。ついていい嘘だと勝手に思ってます。

 

 

森のようちえんでは様々なスタイルがあります。基本的にはみんなで手を合わせて一緒に「いただきます」をします。本来「いのちを」頂くことです、食事という行為にはしっかり敬意を払うことが必要です。

 

でも僕は「ご馳走さま」のタイミングはバラバラでいいと思います。

 

みんなの胃袋のサイズも違いますし、食べる速度も違います。学校の給食みたいに「全員が食べ終わるまで休憩時間無し!」みたいなギスギスした時間は嫌いだからです。どうしても食べれなかったら作ってくれた人に心の中でごめんなさいして、畑にまいて肥料にしてもいいと思います。その肥料で一生懸命作ったサツマイモを美味しく食べたら結果オーライになりませんか?笑

 

答えはありません。

 

でも僕は食べる時以外でも基本的には同じだと考えています。教育にはアメもムチも必要ありません。

 

褒めも叱りもせず、「ただありのままを認める」スタイルを貫き通したいと思います。