「日本の教育を変える」今井真央のブログ

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大地の学校ロータス 森のようちえんサマーブルー 森のようちえん おかざきプレーパークなどの活動日記。2児のパパ。大手製薬企業を脱サラし、日本を変えるために日々突っ走っているヤバい父親のお話

兄貴の話

うちの家族は少し複雑

 

 

シングルマザーで育ってきたが小学校の時再婚して4人兄弟になった。1番上のお兄ちゃんは俺と10個も年が離れている。3つ上のお姉ちゃんまでできた。俺は4人兄弟の1番末っ子。

途中から4人兄弟になった末っ子はそういないでしょう。みんなのストレスの捌け口になっていたから俺には半端じゃなくストレスがかかった。俺はおっきいミッキーのぬいぐるみをボコボコにする毎日を送っていた。

 

そんな家族で今日は兄貴の話。

 

3つ上の兄貴が実の兄弟で俺とは正反対。

あまり友達とつるまず性格も難あり。サバゲーとアニメをこよなく愛す、いわゆるオタクだ。めちゃくちゃ潔癖症で借りた漫画を本棚に返すとき向きが反対だと半端じゃなく怒る。部屋にはルンバと最新型の空気清浄機が常に稼働しておりオペ室並みの無菌状態。なかなかな変人である。

 

小さい頃、俺はお兄ちゃん大好きっ子だった。オタクなのに運動神経がめちゃくちゃ良いから何やらしても出来てしまう兄貴を尊敬していた。

でも兄貴はプライドが高いから何をやっても続かない。ソフトボール、卓球、体操、空手…どれも人並み以上には上達するが長続きしない。

そんな兄貴が行き着いた先は2次元の世界だった。元々ゲームっ子だったし素質はあった。

高校に入ってから兄貴の部屋中が「あぁ女神さま」のベルダンディーというキャラで埋めつくされたころ、俺は静かに距離をとった。

 

頭が良く、運動もできる兄

頭が悪く、運動音痴な弟の俺

 

そんな兄弟は段々と立場が逆転するようになる。兄貴は両親から期待された。本人はメカやPCが強いので機械関係の専門学校に行きたいと言った。しかし父親はそれを許さなかった。

 

「専門学校なんて行ってもロクな会社に入れないぞ!」

 

と兄貴を無理やり大学に進学させようと机に押し付けた。反抗期だった兄貴は家を出て、ついに帰って来なくなってしまった。結果兄貴は飲食店で働くが、どこも長続きせず今も自分の生き方を探している。

 

 

 

もし両親があの時兄貴のやりたい事を尊重し、見守っていたら。そう思うと別の人生もあったかもしれません。

 

今の兄貴は得意のPCを使って転売をしていますが、上手くいってるかは知りません。借金も沢山抱えてしまってます。母親はいつも「あの時私が理解してあげてたら…」と言っています。

 

 

 

 

子どもの人生は子どものモノ。

親の人生は親のモノ。

 

 

 

子どもをコントロールしようとすればするほど、反発し結果的に自分を苦しめることになります。

 

僕は子どもの教育を語る前に、まず自分自身が自分の人生に納得のいく生き方をしたいと思っています。