なんで親は子供が「公務員になる!」と言ったら大喜びなのに
「ミュージシャンになる!」と言うとちょっと待って、になるのか
それは簡単。
収入が少なく生活が厳しいから。
早い話、お金の問題。
俺には学校を作るという夢がある。
そのために森のようちえんを立ち上げた。
でもどんなに考えても家族3人を養っていけるだけの収入が得られない。得られたとしても何年後になるか…
大学時代やっていたパーソナルトレーナーを空いた時間にやるか…
はたまた不動産投資をやるか…
最近だと電気工事士なんていう選択肢も…
うーん
こればっかりはマジでわからん!!
やりたい事がお金に繋がり、それで家族みんな生活できれば一番ハッピーだ。
でも現実的に子育て事業だけで食べていくのは至難の技である。だから今の会社を一日でも早く辞めて学校作りや森のようちえんに集中したいのにそれが出来ない。仕方なく会社以外の時間を使って活動しなければいけない。
講座やセミナーもタダじゃ無い。勉強にもお金が必要だし、家族を養うにもお金が必要。
〝自分の人生を生きる〟ためにはやりたくない事もやらなければいけないのか?
それじゃあ子供に好きな事を思う存分にやってもらう俺の学校はそもそも受け入れられるのか?
考えれば考えるほど訳がわからなくなってくる。
俺の実家はお金が原因で離婚を2回もして、ローンを返せなくて市から差押えの令状が来た。お金がない事は美徳でもなんでもない、本当に貧乏になったことが無い人が言うもんだ。「大切なのはお金じゃないよ」って言いたいが、実際にお金があるときはうちの両親は仲が良かった。でも倒産してお金が無くなった途端、喧嘩ばかりの毎日だった。
俺はロレックスもベンツも高級レストランも興味ない。でもお金が無いことが原因で家庭が崩壊していくのを2回も見てきたから貧乏に対する恐怖心が人一倍強い。
だから安定した製薬会社に就職した。
でもそうじゃない。俺には夢があった。
学校を作る夢を諦めきれなかった。
そして今、その夢を叶えるためには結果的にお金が必要になっている。これじゃあまるで堂々巡りだ。
結局世の中お金なのか。
答えが出ない悩みに久しぶりにネガティブになった。