三河サドベリースクール「シードーム」に行ってから自分の中でモヤモヤが消えないでいる。
人の数だけ教育は違う。
そんなことはわかっている。
でも子供にとって何が本当に必要なのか?が考えれば考えるほどわからなくなってきた。
今まで自分の育ってきた環境、そして自分が今から叶えようとしている夢。
「あなたの考えを子供に押し付けないで!」と自分の奥さんから言われてハッとなった。
〝子供の人生は子供が決める〟という俺の考えは全く押し付けではなく、むしろ子供達に自由な生き方をしてもらいたいからなのに…
母親にとっては〝押し付け〟と捉えられてしまう。
うまく説明できず、何も言えなくなってしまった。自分の理想とする〝教えない〟教育とはここまで言葉で伝えるのが難しいのか、と。
子供を主役とした学校を作りたい!というのは俺の考えの押し付けなのか?
本当に子供にとっていいのはどんな教育なんだ?
森のようちえんのような教育や、サドベリーのような考え方はまだまだ世間では認知されていない。
それは知らない親から見たら「不安」であり、もし卒業した子供達を見たらそういった眼差しで見られてしまうんではないか…
そんな考えが堂々巡りしている。
日本の教育を変える。
その夢はブレない。でもそこまでの道のりが急に遠くなっていく感覚がした。自分の理念を自信を持って相手に伝えられるように固めなければいけない。
俺は今、そういう段階に入った気がする。
きっと先駆者の人達はきっと頭が千切れるほど考えて今の学校やようちえんを作っていったんだろう。
俺は心底尊敬する。本当に凄いと思う。
俺も諦めない。絶対に。
でも今一度立ち止まろう。
頭が千切れるまで考えるんだ。
〝この時間は無駄じゃなかった〟と
そう思えるその日まで。