僕には幼稚園からの幼馴染がいます。
小学校は一緒に毎日サッカーをして遊んだ親友でした。中学〜大学はお互い別の学校でした。
大学時代、サッカーしか能がない彼は事故で腰を痛めてからサッカー選手の夢を諦めました。子供が選べる数少ない選択肢の一つ「スポーツ」で誰しもが一度は通る挫折でしょう。
でもポジティブな彼は夢を語りました。
「俺、将来飲食店をやりたい。」
俺はこう返しました。
「俺は自分で学校を作る」と。
そして時が経ち、社会人になってからたまたま近所に引っ越してきました。
彼は僕と一緒であまり賢い方じゃありませんでした。でも彼は一生懸命仕事を頑張り、今年の5月に貯めたお金で飲食店を出すと言い出しました。その時「お前の学校を作る夢、俺は好きだったんだけどなぁ」といわれ、雷に打たれた気分になりました。
たかが大学生が夢みちゃった話です。俺はその言葉にこう返しました。「俺、今の仕事も割と好きだからね。今は子供もいるしうんたらかんたら…」はい、わかります。嘘です。全然好きじゃありません。
スタートは同じはずだったのに夢を叶えてどんどん成長していく幼馴染と。
夢を見ないフリして言い訳をダラダラ考え続ける俺。
自分が惨めでたまらなくなりました。
大好きだった親友に会いたくなくなりました。
帰って子供の顔を見て「これでいいんだよな、うん…」と言い聞かせてたんです。
世の中のお父さんはみんなこうして生きてるんだし…
実際子供もいたら夢とか言ってらんないし…
何度も言い訳を探します。
俺は鏡をみて思いました。
「今の自分をこの先ずっと子供に見せていくのか」と。
バチンと何かが弾けました。
俺は居てもたってもいられなくなり起業に関するありとあらゆる本を読みまくり、色んな方面の起業家に是非お会いしたい、とメールしました。
そして親友に言いました。
「起業について教えて欲しい」と。
もう恥も外聞もありません。全てを話しました。嫉妬していたこと、言い訳をしていたこと。本当は今も夢を捨てていないこと。
そして、学校を作りたいという思いを全て吐き出しました。
まるでずっと貯めていたダムが崩壊するように俺は話した。気持ちが高揚してワクワクが止まらなくなった。
自分がやりたい事を素直に人に話し、それを始めることはこんなにも気持ちいいのか!と鳥肌が立った。
これだよ、これ!
この感覚!
人が本来持っているパワーがMAX引き出されていく感覚。サラリーマンやってた頃には感じたことのないやる気の湧き水が次から次へと溢れ出てきました。
僕はこの感覚を子供にも感じて欲しいと思いました。今の自分なら堂々と子供に見せれます。
そしていつか子供が大きくなったらこう言います。
「お父さんはな、この学校を作るのが夢だったんだ」と
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