「日本の教育を変える」今井真央のブログ

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大地の学校ロータス 森のようちえんサマーブルー 森のようちえん おかざきプレーパークなどの活動日記。2児のパパ。大手製薬企業を脱サラし、日本を変えるために日々突っ走っているヤバい父親のお話

保育士試験に合格しました!

日中は学校以外の選択肢「セカンドスクール」を運営しています、今井です。

 

遡ること一年前…

保育士資格、とったるで!! - 「日本の教育を変える」今井真央のブログ

学童クラブをやる上で、必要な「児童支援員」という資格を取る必要がありました。しかし、その資格をとるには「保育士」の資格を持っていなければいけませんでした。

 

じゃあまとめて取ってやる!

 

と意気込んだはいいものの、9教科もある筆記試験。更に実技試験にも合格しなければいけません。

やるからには一発で合格してやる!

僕はロータスの立ち上げをしながら朝3時に起きて半年間猛勉強をしました。4月に迎えた筆記試験…残念ながら1教科の、1問だけ不正解で不合格になってしまいました。

 

で、でも、後期試験がある!!

 

諦めずに再度勉強し、残りの1教科を絶対に落とすまい!と最後の追い込みをかけました。

 

その結果…

 

10月の筆記試験には無事合格し、12月の実技試験にもなんとか合格しましたァ!!!



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(実は前期で落とした問題は後に不正があったらしく、本当は前期試験で合格していたらしいっす…💧)

 

6割以上で合格なんですが、実際はかなりギリギリラインの科目が多く勉強不足でした💦

 

資格は取ってからがスタート!

 

この資格に恥じないよう、実地で学びながらスキルアップを図っていこうと思います(^_^)

 

 

 

壁や枠を作って安心したいのは大人の方【セカンドスクール】

学校以外の選択肢として「セカンドスクール」を運営しています、今井です。

 

最近読んだ本の中で一番グッときた本があります。

 

「ふつうの子」なんて、どこにもいない

「ふつうの子」なんて、どこにもいない

 

「みんなの学校」でお馴染み木村先生が書いてる本なんですが、首が取れるくらい頷ける内容でした。

 

障害のある・ないで分離することで子ども達同士で差別的意識が芽生えてしまう。

→例えば支援学級の子が普通級の子ども達から「お前、あのクラスだろ?なんでここで遊んでるの?」みたいな事を言われたりする。

 

障害の診断名がつくことで安心したいのは大人側。

→本当にその子の気持ちに寄り添っていれば「なんで他の子のように出来ないの!」とギャップに苦しむ必要もない。

 

障害のある子を「普通に近づける」のではなく、周りの意識を変える。

→可哀想なのは障害のある子ではなく、障害のある子を差別する人々の心。だったらその人々の価値観を変えればいい、というのが「みんなの学校」の目指す教育。

 

この本の肝心な部分は決して特別支援学校や支援クラスの否定ではないところです。むしろ問題なのは一部の学校関係者しか関わることのできない公立学校のシステムである、と書いてあります。その課題を解決するために地域の人やボランティアを沢山巻き込む「みんなの学校」を考案したんですね。

 


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セカンドスクールにも様々な子がいます。学習障害ADHD の疑い、HSC等々…

でもそれらの子どもが1つの空間で、なんの問題もなく自由に過ごしています。

 

みんなそれぞれ「ちょっと違う」

でもそれが当たり前で、お互いに認め合っています。

 

まだまだ「みんなの学校」のようにはいきませんが、もっと沢山の方々を巻き込みながら一緒に創っていきたいと思います(^-^)

 

 

岡崎市 緑丘 民間学童クラブ ロータス
岡崎市緑丘小学校すぐ!
学校以外の選択肢として8:00~15:00までセカンドスクールも開校しています!

一般社団法人BLOOM
お問い合わせはこちらまで↓
bloom0927@outlook.com

どれだけ良いことやってても文句言う人は文句言う

日中は学校以外の選択肢として「セカンドスクール」を運営しています、今井です。


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↑鬼ゴッコで死ぬほど追いかけ回された後、ターザンロープで2時間遊んで白目剥いてる

 

 

その他にも学童クラブや森のようちえん(自然保育活動)、冒険遊び場プレーパーク(居場所作り)にも携わっております。

 

僕の中では「社会にとって必要なこと」をやっていても、一部の方々からは批判的な意見が出ます。もちろん直接僕の耳に入ってくるのは限られてますので、裏で言われてるものを含めるときっと“一部”ではないんだと思います。その事実を知り、ひどく落ち込んだことがあります。「言わせておけ!」と思う反面、僕の周りから次々と人が去っていくような感覚に、ふと陥る時がありました。

 

人と違う道を歩くと決めた時、必ずそういう局面が来るのは承知していました。でも実際自分の身に降りかかると「あなたのままのあなたでいい」という理念を掲げている僕でさえ、それら批判的な声に揺らぐ自分がいました。

 

 

 

「どんなに良いことやってても文句言う人は文句言う。文句言いながらも側に居てくれる仲間にだけ耳を傾けたらいい」

 

僕の尊敬する経営者の方から頂いた言葉です。サッカー日本代表の遠藤も同じ事を言っていたらしいです。

 

物事には必ず裏と表があります。

突っ走って動きながら考える僕の性格は、ある面から見れば「行動力のある」という長所ですが、逆から見れば“危なっかしい”という短所になります。

 

僕のような凸凹激しい人間にとって、短所は物凄く短所に見える。だから賛否両論あるのは当然のことなんです。

 

それでもそこを“長所”と認めてくれて、今も尚側で支え続けている仲間がいます。

 

どっちを大切にしたらいいかなんて、考えるまでもありませんでした。僕は今まで支えてくれている人の声すらちゃんと聞こえてませんでした。そんな時こそ、この言葉を大切に胸に刻んでおこうと思います。

 

 

 

 

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「崩壊するアメリカの公教育」を読んで

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前々からずっと読もうと思っていた本なんですが、とても衝撃を受けました。

崩壊するアメリカの公教育――日本への警告

崩壊するアメリカの公教育――日本への警告

  • 作者:鈴木 大裕
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

国や自治体だけでなく、民間企業が自由に公教育に参入できるアメリカ。日本では「既にアメリカでは…」と先進事例ばかり取り上げられているので、僕は光の部分しか見ていませんでした。

 

しかし、この本ではアメリカの「教育の自由化」に対する闇の部分が書かれています。

 

・大企業が営利目的で次々とスクールを生み出しては、利益が出ないと廃校している現状。

・給与の高い教職を持っている教員は雇用されず、経験の少ない若い人材が現場に駆り出される。更に人件費削減のためにICT 教材が主軸なり人同士の関わりが希薄になる。

・学校の質や教員の質がテストの点数だけで評価される「学力至上主義」になる。

・学校の廊下やテストに企業の広告が掲載され、「企業による、企業のための教育」にシフトしている等々。

 

特に最後の2つは現に日本でも起きつつある問題です。実際に日本でも「全国一斉学力テスト」を実施し、その結果を自治体ごとにランク付けして公表しています。

 

また最近では過疎化対策として「ふるさと教育」が一部でブームになってますが、その教育の主語が「地域」なのか「子ども」なのかはまだまだわからない部分が多い。 (最終目的が“地域活性のため”ではアメリカの“企業のための教育”と同じのような気がします…) 

 

 

僕は教育をビジネスベースで考えるのは非常に危険だと思います。

 

もしフリースクール補助金がおりたらそれは一部から見たらとても有難いことですが、逆から見たときには日本もアメリカのような危険な状態に陥る可能性は十分にあります。物事は必ず見方によってメリットもデメリットもあるからです。

 

 

アメリカと同じ轍を踏まないように、これからの日本の教育をあり方を考え続けていきたいと思います。

 

 

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悪ガキだった僕が「この先生すげぇ」と思った人

僕は中学時代、誰に聞いても「今井は学年で一番問題起こしてた」と言うくらい問題児でした。当時お世話になった恩師には結婚式の時

当時、褒められるところは笑顔だけ

と素敵すぎる祝辞を頂いたほどです笑


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そんな悪ガキが一番ナメていたのが理科の先生でした。優し過ぎる理科のその先生を前にすると、「つまんねーよ授業!」と隣のクラスに響き渡るほど授業妨害をして困らせていました。もちろんテストでも赤点だったので追試です。

 

「放課後勉強見てやるから残りなさい」

 

優しい先生は僕を怒るどころかそんな言葉をかけてくれました。せっかく補習をしてくれると言うのに、アホな僕はシカトして部活に出ていました。

 

部活中に理科の先生が呼びに来てくれたおかげで、顧問の先生にド叱られました。逆ギレしてふてくされる僕に向かって、理科の先生は言いました。

 

「なぁ、俺の授業どうしたら面白くなると思う?」

 

この一言を僕は今でも覚えています。

僕はてっきり怒られるかと思っていたので面食らってしまいました。そして上から目線で「もっと勉強に関係無い話してよ。いきなりはい、教科書開いてー…なんて聞く気しなくなるわ」と言い放ちました。もしタイムスリップすることが出来たら当時の僕にビンタしてやりたいです(#゚Д゚)ノ

 

どうせご機嫌取りだろ…と思ってましたが、本当にその先生は次の日から勉強に関係無い話をするようになりました。真面目過ぎるくらいな先生でしたので、急にクラスが静まりかえって先生の雑談を聞きました。もちろん僕も含めて。

 

「先生!今日スゲー良かったよ」

僕はまたしても上から目線で理科の先生にそう言いました。先生は笑顔で「ありがとう」と言ってくれました。

 

その日から僕は先生が大好きになり、ちゃんと授業聞くようになりました。怒られてばかりで誰も認めてくれなかった僕に、真剣に耳を傾けてくれた初めての大人でした。本当に素晴らしい先生は教えるのが上手な人ではなく、教わるのが上手な人だと思います。

 

 

僕も先生みたいに、子どもの意見に真剣に耳を傾けて成長できる大人になりたいと思います。